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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2017-07-29 【想像力こそが、心を豊かにする、のかも】

もうね、今日が何曜日なのか分からなくなるときがございます。さかのぼって、水曜日のお話。水曜はVIPルームサービスデーですが、ついうっかり、ワタクシがVIP料金を頂いちゃったお客さまがいらっしゃいます。長らくご利用頂いている常連のお客さまで、次回いらっしゃったときに余分に頂いた分はお返しいたしますね。

だいたい、水曜日の最初のお客さまというのは、この間違いをやらかしやすい。朝、バタバタとお店の準備をしておりまして、頭の中もバタバタしたままでレジ操作とかやりますと、「流れ」でレジを打っちゃうのですよね。もうちょっと早めに準備して、余裕を持って行動すれば良いのですけどね。

もうチョイさかのぼって、先週のお話。お店のバスルームのシャワーホースに、亀裂発見! 外側の皮膜が破れているだけで、すぐに破断の危険はございませんが、まぁ早めに交換しておこうと思い、倉庫から予備のホースを取り出し、さぁ交換。

と、思いきや、ネジが合わない。ここで、嫌な予感が...水回りのネジの種類の多さったらハンパない。こういうものは、実物を売り場に持っていって直接合わせるのがベスト。ただ、ここでその「ひと手間」を手抜きしちゃいました。これが運の尽き。

混合水栓のメーカーを調べ、これで間違いないとアダプターをネット注文。いやぁ、ネットは便利。居ながらにして、数日でアダプター到着ですよ。意気揚々とホースの交換へ...合わない。シャワーホース側はピッタリ。混合水栓側が、全然違う大きさ。そこで、またネット発注でございます。

よく調べると、「TOTO製は3種類あるので、実測してご発注下さい」とのこと。早速、実測! どこを測ればいいんだ?! 何となく22mmくらいに”見える”。ネット通販にあるものは、19mmと24mmのもの。間違って発注したのが19mmなので、24mmに決定! 再発注でございます。実測という「ひと手間」を抜いたために、本当の「二度手間」になったのでございます。

自分は失敗しているのに、他人へのアドバイスではドヤ顔で自慢げに言うのがワタクシ。つい、数日前、コンパニオンのひとりが「自宅のトイレで水漏れがあるので、部品を買いに行く」とのこと。ここでワタクシ、「実物を持っていくか、写真を撮っていくといいよ」とドヤ顔の自慢げにアドバイス。

そのコンパニオン、東急ハンズにその部品を探しに行ったそうでございます。すると、「そんな部品は扱ってない」と、けんもほろろ。そのコンパニオンから水漏れの事情を聞くと、どうやらワタクシの見立てでは、「パッキング」さえ交換すれば済む問題のように思えたのでございます。

これってさ、ワタクシでも分かるのですから、東急ハンズの店員さん、気づいてあげなよ。まぁ、パッキングの大きさが不明なら、めぼしいものを数種類買っていっても、大した金額じゃございません。こんな話をしていて、ワタクシも似たような経験を思い出したのでございます。

アルミのフレキシブルホースを買いに行ったときのことでございます。売り場には1mの「切り売り」のものと「端材」が置いてございました。1mもいらないし、この端材でいいやと思いましたが、金額が貼ってないのでございます。

そこで、レジに持ち寄り、店員に金額を聞いてみた。どう見ても端材なのに、店員は1mの金額しか言わない。「いや、これ、どう見ても1mないでしょ?」と店員に言うと、その店員、畳まれているフレキシブルホースを延ばそうとする。延ばして、実測しようとしたのでしょうね。

「いや、それ、延ばしちゃうと大変だから」と、ワタクシ慌てて制止。「端材」と何度も言いますが、その「端材」の意味が伝わらない様子。そのやり取りをしているうちに、レジには3人ほどの店員が集まっちゃいました。で、その全員とも、ワタクシの言っている意図が理解出来ず、傍観するのみでございます。

面倒くさいので、切り売りの1mのものを購入してまいりました。通常、店頭の端材には相応の値段が付けられて置いてあるものなのですが、それが無かったのが、まずひとつ目の要因。そして、店員が誰も「端材」の意味やそれを売っていることを知らなかったのが、ふたつ目の要因。あと、驚いたのは、ホースを延ばそうとした店員。商品知識、なさ過ぎでしょ(笑)。

たまたまベテランの人が近くにいなかったのでしょうが、ワタクシとしては「東急ハンズとあろうものが!」という感覚。スタッフの獲得・育成が大変なのでしょうか、名札に「研修中」「アルバイト」の文字をよく見るようになりました。

まぁ、こういうのは、人を恨んでもしょうがない。「たまたま、巡り合わせが悪かった」と、受け流すのが得策。そして次からは、「ひょっとすると、あまり詳しくない不慣れな店員かも知れない」という「心構え」も出来る。世の中、心構えさえあればこちらも余裕を持って対応出来る。喜怒哀楽が激しく起きるというのは、大抵、心構えが無いときなのでございます。

「腹が据(す)わる」とか「腰を据える」というのは、心構えが出来ることなのかも知れませんね。心構えというのは、これから起こることへの「想像力」でございます。すると、論理的には、「腹が据わる=想像力」という結果が導き出される。そうか、腹を据えるためには想像すれば良いのか。結果が出たところで、失礼いたしましょうか。では、では。


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