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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2017-07-20 【空飛ぶ座布団】

昨日の大相撲、記録のかかった大一番、横綱白鵬が負けた瞬間に、愛知県体育館に座布団が飛び交ったのでございます。フィギュアスケートの浅田真央さんと小塚崇彦さんがたまたま観戦に来ていたようで、その座布団の嵐に巻き込まれたというのが、ニュースになっておりました。

ニュースでは「頭に当たって被害」とか書いてありますが、実際の写真を見ると、なんだか楽しそうに座布団をよけていて、安心したのでございます。場内アナウンスは「危険ですから、座布団を投げないように...」を連呼、でも観客はお構いなし。大相撲の、毎度の風景でございます。

あの座布団、もし”本当に投げてはいけないもの”ならば、座席に固定するか、座布団の必要ない座席にすればいい。長年、あの状態で座布団を提供しているということは、相撲協会も確信犯? 建前は「投げないで」ですが、ある意味、伝統の一部として、座布団投げは温存していきたいというのが本音なのでしょうか。

なら、いっそのこと、投げやすいように丸い座布団にしちゃうというのはどうでしょう。よく飛びますよ。角が無いから当たっても安全。まぁ、でも、フリスビーが飛んでるみたいで、味気ないか。四角い物が「クルクル」と回っていくからこその情緒なのでしょう。逆に、フリスビーを四角くしたら情緒が出るのか? 想像したら、ちょっと面白いのでございます。

座布団投げで、今までにけが人とかは出てないのでしょうか。実際の座布団を触ったことはないのですが、投げられることを想定して、当たっても怪我をしないような作りになっているのかも(ホラ、こんなところにも確信犯的思いやりが)。いっそのこと、観戦料金に掛け捨ての「座布団保険」盛り込んでおくなんてのは? まぁ、それやると、座布団投げを肯定しちゃうことになっちゃうか。

あと、座布団の色が一色というのも、やはり味気ない。色を変える・増やすとか、模様や文字を入れるとか出来ないものか。色は7色くらいに増やしましょうか。飛びかうと、綺麗ですよぉ。BGMは、もちろん、ローリングストーンズの「She's a Rainbow」で決まりですね。

実験的に、渦巻き模様を描いておくというのはどうでしょうか? 渦巻きがクルクル回るのは、これまた楽しいですよ。子供さんがよろこびそうでございます。九州場所なら「くまモン」の顔を描いておくのもよろしいかも。無数のくまモンが飛びかう様、見てみたいものでござます。

あの座布団を投げる意味は、横綱に対しての「何やってるんだ!」というお叱りの意思表示ですよね。でしたら、最もふさわしい漢字がございます。「喝(かつ)」でございます。横綱が負けた直後、「喝」の文字が会場中に舞うというのは、なかなかシュールな映像でございます。

座布団の表と裏に、「喝」と「あっぱれ」を書いておき、投げる人が使い分けて投げられるというのも、よろしいでしょう。不甲斐ない横綱に喝を入れたい人、相手力士に賞賛を与えたい人、投げる人の心情は人それぞれでしょうから、その想いを座布団に乗せて投げることが出来るのでございます。会場に「喝」と「あっぱれ」が舞う情景、これまたさらにシュールでございます。

最近は、バーチャルリアリティが進んでおります。座布団投げもバーチャルにしてしまうという手もございます。観客は場内でヘッドマウントディスプレイを着用。座布団を投げたいと思ったら、スイッチオン! バーチャルリアリティで座布団投げの情景を見られるのでございます。これなら、いつでも他人に迷惑をかけずに投げられる。ソニーあたりが開発しないかな? しないよね。

さてさて、大相撲名物の座布団投げ。いろいろ考察を重ねてまいりました。いかがでしょうか、何かひとつでも実現すると、面白いのですけどね。危険ではあるのでしょうが、座布団投げが無くなると、それはそれで寂しいですよねぇ。相撲協会の偉い人、どうか座布団投げは温存の方向で、よろしくお願いします。では、では。


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