店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
職人さんごとに、作業のやり方や進め方に拘りを持っております。気の置けないというか慣れ親しんだ職人さん同士ですとスムーズに噛み合うのですが、そうでないと、行き違いが起きたりいたします。「え? ここ塞いじゃったら、俺、作業やり難いじゃん」なんてことが有ったりとか。
それを取り仕切るのが、元請けである工務店の現場監督さんでございます。どんな手順で進めていくか、どの職人さんをいつ呼ぶか。相性の悪い職人さん同士が現場でかち合わないようにするとか。そんな仕事をするわけでございます。
職人さんや監督さんとこんな話をしておりますと、つくづく、風俗店と似てるなぁと思うわけでございます。コンパニオンそれぞれに、接客のやり方・拘り・価値観がある。同じような手順でサービスしているようでも、それぞれ大事にしている部分が違っていたりする。
みんな、自分の仕事をベストに仕上げようと努力していることには、間違いはないのでございます。でも、時々、価値観と価値観が衝突することもございます。衝突はしても、どちらも正しいから困る。目指すところは同じで、やり方がちょっと違うだけなのでございますからね。
そうそう、プロ野球の監督さんのお仕事も、似てるかなぁ? ワタクシはよく、風俗店をプロのスポーツチームに例えるのでございます。各メンバーは、当然、自分の成績アップを目指しております。それを踏まえて、監督は各メンバーの成績を尊重した上でチームを勝利に導かなければならないのでございますよね。
これはワタクシが勝手に作った言葉なのですが、コンパニオンさんの中でも職人タイプの人を、ワタクシは「ホステスタイプ」と呼んでおります。一方、監督タイプの人を「マネージャータイプ」と。ホステスタイプは、やや自己中心的で自分の仕事最優先で考えるタイプ。マネージャータイプは、全体を客観的に捉え、バランスを取ろうとするタイプ。
風俗でもお水でも、人気のある子はホステスタイプが多いのでございます。マネージャータイプは、成績面では苦戦することが多いのですが、いつの間にか幹部や管理職になっていたり、サラッと起業しちゃったりすることもございます(ワタクシがそれ)。