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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2017-05-26 【監督で言うと、広岡さんタイプかな? ワタクシは】

お店の内装工事を何度かというか頻繁に経験しておりますので、工務店の監督さんや現場の職人さんなんかとお話することがよくございます。そういった方々とお話しすると、風俗店と似てるなぁと思ったりいたします。

現場の職人さんというのは、皆さん個人事業主。その個人事業主に工務店が業務を委託するわけでございます。ですので、作業現場というのは、いくつかの個人事業主が同時進行で作業を進めているのでございます。

職人さんごとに、作業のやり方や進め方に拘りを持っております。気の置けないというか慣れ親しんだ職人さん同士ですとスムーズに噛み合うのですが、そうでないと、行き違いが起きたりいたします。「え? ここ塞いじゃったら、俺、作業やり難いじゃん」なんてことが有ったりとか。

それを取り仕切るのが、元請けである工務店の現場監督さんでございます。どんな手順で進めていくか、どの職人さんをいつ呼ぶか。相性の悪い職人さん同士が現場でかち合わないようにするとか。そんな仕事をするわけでございます。

職人さんや監督さんとこんな話をしておりますと、つくづく、風俗店と似てるなぁと思うわけでございます。コンパニオンそれぞれに、接客のやり方・拘り・価値観がある。同じような手順でサービスしているようでも、それぞれ大事にしている部分が違っていたりする。

みんな、自分の仕事をベストに仕上げようと努力していることには、間違いはないのでございます。でも、時々、価値観と価値観が衝突することもございます。衝突はしても、どちらも正しいから困る。目指すところは同じで、やり方がちょっと違うだけなのでございますからね。

そうそう、プロ野球の監督さんのお仕事も、似てるかなぁ? ワタクシはよく、風俗店をプロのスポーツチームに例えるのでございます。各メンバーは、当然、自分の成績アップを目指しております。それを踏まえて、監督は各メンバーの成績を尊重した上でチームを勝利に導かなければならないのでございますよね。

これはワタクシが勝手に作った言葉なのですが、コンパニオンさんの中でも職人タイプの人を、ワタクシは「ホステスタイプ」と呼んでおります。一方、監督タイプの人を「マネージャータイプ」と。ホステスタイプは、やや自己中心的で自分の仕事最優先で考えるタイプ。マネージャータイプは、全体を客観的に捉え、バランスを取ろうとするタイプ。

風俗でもお水でも、人気のある子はホステスタイプが多いのでございます。マネージャータイプは、成績面では苦戦することが多いのですが、いつの間にか幹部や管理職になっていたり、サラッと起業しちゃったりすることもございます(ワタクシがそれ)。

一般社会というのは、マネージャータイプの人が半分くらいはいる。ですので、突き抜けようとする人とそれを調整しようとする人とで、それなりに自然とバランスが取れたりするのでございます。しかし、お水・風俗の世界は、圧倒的にホステスタイプが多い。おのずから、様々なドラマが生まれる楽しい楽しい場所なのでございます。

いろんなドラマを次々と目の当たりにいたしますが、ボチボチやっております。慌てない、慌てない。ひとやすみ、ひとやすみ。現場監督の薫さんからの、現場リポートでございました。では、では。


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