店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
ミサイルの国、宇宙からの実況中継まで行っております。それだけの技術があるのならば、何かもっと他のことに使えそうな気がするのですが、まぁ、大きなお世話ですね。そのミサイルの国を、世界中が注目しております。「何かをやらかすんじゃないか?」という今の段階で、世界中がそれを封じ込めようとしております。
かつてアメリカがイラクに侵攻したときには、「イラクが大量殺戮兵器を準備している」というのがその理由でございました。確証の無いまま、「何かをやらかすんじゃないか?」と懸念だけで侵攻。しかしフタを開けてみれば、大量殺戮兵器というのはアメリカのでっち上げだったことが判明したのでございます。
中国では、邦人6人が突然スパイ容疑で逮捕されております。あの国は「何かをやらかしているんじゃないか?」という疑惑で、簡単にスパイ容疑で逮捕する。しかも、中国ではかなり重罪。でも、その中国は、日本ではスパイ活動をやりたい放題。自衛隊基地のすぐ横の土地を購入したり、都市部の広大な敷地を手に入れ怪しい建物を建築しようとしたり。
この「何かをやらかすんじゃないか?」ということで罪に問えるのが、今話題の「共謀罪」。日本では、この共謀罪の是非が盛んに問われておりますが、でもね、世界中は、「まず共謀罪ありき」で行動しております。国内だけの狭い視野ではなく、グローバルな感覚で、この共謀罪を考えなければいけないと思うのでございます。
何かが起きてからそれに対応するという考え方。これは「フィードバック」と考えることも出来ます。エアコンの温度管理で例えますと、設定温度よりも暑くなったら冷房をオンにする。そして寒くなったら、冷房を切る。まぁ、昔のエアコンはこんな単純なしくみで室温をコントロールしておりました。
でも、この仕組み、設定温度のあたりで非常に不安定になるという傾向がございます。反応を敏感にし過ぎると、その温度を境にオンとオフを急激に繰り返してしまうのでございます。発振というやつでございますね。それを避けるため、オンにするのは設定温度を少し上回ったとき、オフにするのは少し下回ったときというように、反応の登りと下りで差を付けることで回避するのでございます。
しかし、このフィードバックの仕組みで温度管理をすると、室温が大きく波打つという結果になるのでございます。昔のエアコンって、暑くなったり寒くなったりを繰り返しておりましたよね。それを防ぐのが「フィードフォワード」という考え方。温度変化を先読みして、先手を打って制御するのでございます。
室温の変化をエアコンが予測し、早めにオンにする、あるいは、早めにオフにするということで、室温が大きく波打つのを防ぐのでございます。さらに、昔のエアコンはオンとオフの制御しか出来ませんでしたが、最近のは強弱も制御出来る。設定温度に近づくにつれて徐々に弱くしていき、目指す温度に軟着陸させているのでございます。
かつて人類は、フィードバックの仕組みで戦争をしておりました。「やられたらやり返す」、どこかで聞いたことのあるセリフでございますね。情報の流れも移動手段もゆっくりだった時代には、やられるまで気がつかないということが多い。その結果、旧式エアコンで室温が波打つように、世界中は「やる」「やり返す」を繰り返していたのでございます。
さて、時代は情報化社会。情報は光速で世界中をめぐり、大陸間弾道弾は数時間で地球の裏側を攻撃することが出来る。こんな時代には、「やる」は有っても「やり返す」は有り得ないのでございます。やられた時点で終わってしまうからでございます。