店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
浅田真央さん、引退してアマチュアからプロへ転向するのではなんていう話もありますが、今日はそんな「プロ」と「アマチュア」のお話。と、ニューハーフのワタクシがこういうことを言い出しますと、プロニューハーフとアマチュア女装さんのお話かと思われるでしょうが、今日のお話はもっともっと範囲の大きなお話。全ての芸術やスポーツに通ずる普遍的なお話でございます。
プロとアマで、何が違うか? お金を貰っているかどうか? でもアマチュアの浅田真央さんには、多くのスポンサーがついておりましたよ。そういった、お金の話ではございません。今からワタクシがお話しするのは、「精神」の話。プロ精神とアマチュア精神の違いなのでございます。
音楽でもスポーツでも、練習をしていると、必ず自分の「得手不得手」というのが見えてまいります。得意なことと不得意なことでございますね。そして、その得手不得手というもの、人によってバラバラ。ある人にとって得意なことが、別の人にとってはひどく不得意だったりいたします。
で、この自分の得手不得手にどの様に取り組むか? その取り組み方で、プロとアマチュアの違いが出てくるのでございます。アマチュアの場合は、「得手」つまり得意な部分に力を注ぐ。得意なことをやるのは、単純に楽しいですからね。「得意な部分を延ばすことで、不得意な部分をカバーできる」と考えるのでございます。
一方、プロはどう考えるか? 得意なことは出来ているのだから、練習する必要はない。ということで、不得意な部分に力を注ぐことになるのでございます。自分の不得意を「潰していく」という作業でございますね。全体のバランスを重視しているのでございます。
試合とか舞台に臨む場合にも、プロとアマの違いは出てまいります。アマチュアは、常に全力。自分の限界に挑戦します。プロの場合は、全力を出しません。7~8割の力しか出さない。余力は、不測の事態が起きた時のための保険のようなものでございます。
何となく、イメージできたでしょうか? 自分の尖った部分で限界に挑戦するのがアマチュア。バランス良くまとめて、常に同じレベルをキープすることに注力するのがプロ。そう、プロとは「常に同じ事が出来ることを要求される」のでございます。