店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
先日、JASRAC が音楽教室に請求するというお話をいたしました。「教材として使う場合は、オリジナルを購入すべき」という考えに賛同するご意見も頂いたりしております。今回の件では、個人の音楽教室は対象にしないとのお話ですよね。それで、いろいろ思い出したことをお話しいたしますね。
まぁ、今はこんなですが、若い頃は音楽家を目指しておりました。個人の先生のレッスンもいろいろ受けておりました。個人の先生は、ほんと、大量のレコードやCDを購入しております。ミュージシャンにとっては、個人の音楽教室というのはお得意様なのでございます。
また、レッスンで使った曲は、生徒側も購入する場合が多い。楽譜を購入し、原曲も購入する。シンガーソングライターにとっては、二重に美味しい市場でございます。レッスンの場というのは、それなりに需要があるのでございます。
ダンススタジオにも通っておりましたが、ダンスの先生も、いつも大量のCDを持ち歩いておりましたね。本当に、ゴッソリと持っておりました。また、ダンスの生徒側は、音楽畑以上にオリジナルを購入する割合は高いのではないでしょうか。自分で練習する際、原曲を聞きながらやりたいですからね。
「教室」の場というのは、音楽を「販売する」ということに関しては、そこそこの需要があるように思えます。売上に貢献している場所ですから、まぁ使用料を徴収するということになっても、格安料金にしてあげて欲しいですよねぇ。それならば、まぁまぁ現場も納得できるのではないでしょうか。
こんな興味深いお話がございます。細かい部分は忘れちゃいましたが、あるアーティストが、自分の店で、自分の作った曲を弾き語りしていたら、JASRAC から請求が来たとのこと。ウ〜ン、確かに使用料が発生する事案ではございますが、「自分の曲」に関する特例みたいな規則はないのでしょうか?
デジタルとかネット配信とか、音楽の聴き方が大きく変わってきて、法律の方がまだまだ追いついていないのかも知れませんよね。その不備を突いて、iTunes のように音楽の配信では、あっという間にアメリカに主導権を握らせてしまいました。テレビのネット配信も、最近やっと法律が変わったところで、まだまだこれからのお話。
10年くらい前、本業の傍ら、副業で飲食店をやりたいと魔が差したことがございました(笑)。店内にピアノを置き、弾き語りをお客に聴かせたらどれくらいの使用料になるか調べたことがございます。曲目はほぼ関係なく、お店の規模でほとんど決まったように記憶しております。払えない金額ではないですが、まぁまぁお高い金額になった覚えがございますね。