店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
前々回に、お歳暮のお話をいたしました。と同時に、ワタクシが食べ物に対して卑しい件も、ご報告いたしました。それで思い出しましたが、若い頃、ワタクシが18才くらいの頃でしょうか、ある人からこんなことを言われました。
と、何やら意味深なお言葉。遠回しに、ワタクシは自分の口の卑しさを揶揄されていたのでしょうか? あるいは、兄弟の多い人からワタクシは羨ましがられていたのでしょうか? 今となっては闇の中なのでございます。確かに、一人っ子ですと、届いた物は、ほぼ確実に、自分の手中になる可能性が高い。また、「開封する権利」というのも、確実に自分に回ってくる。これがまた、楽しい(笑)
よくせき考えますに、兄弟の多い人は大変なのでしょうね。贈り物が届いたときには、必ず争奪戦が発生する。もちろん、年功序列もございましょう。兄や姉の横暴に悔しい思いをした人もいらっしゃるでしょう。一人っ子ですと、そういった骨肉の争いを味わうということが無いのでございます。一人っ子の特典と申しましょうか。まぁ、それでワタクシの口が卑しくなったのだとしたら、一人っ子の特典も、考え物でございます。
贈り物などでも実体感大好きな名古屋人は、とにかく「重たい物」を贈りたがる傾向がございます。ワタクシが子供の頃、よくいただいたのが、ういろう。あれは箱がズッシリとくる。今でこそ一口サイズのものも売られておりますが、ワタクシが子供の頃は長い一本のものしかない。あれが一箱にギッシリ詰められている。ズッシリ・ギッシリの波状攻撃で、もらった人はメロメロなのでございます。
ここで、一人っ子の特典が発動。あのういろう一本を、まるで恵方巻よろしくイッキ食いするわけでございます。名古屋名物のういろうでございますが、幼少時のムチャ食いで食べ飽きちゃったのでしょうか、今のワタクシはチョット拒絶反応。子供の頃は美味しく食べていたのですけどね。最近は新しい趣向のういろうも出ているようですので、出かけたときにでも買ってみましょうか。
あと、よく頂いたのが、カルピス。昔は瓶入りしか有りませんでしたから、これもズッシリ・ギッシリでメロメロになる。これをいただくと、しばらくの間ワタクシの1日の水分摂取は全てカルピスになる(笑)。もうね、糖分取り過ぎ! 糖分と言えば、「お砂糖」の贈り物も時々ございました。ズッシリ・ギッシリ攻撃で言えば最高ランク。まるで土嚢のようなズッシリ感がございますからね。でも子供のワタクシには関係ない贈り物。ズッシリ・ギッシリの後に、ガックリときて、ワタクシ撃沈でございます。