店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
安倍首相の真珠湾「アリゾナ記念館」への訪問が、決定いたしました。ワタクシは、2016/5/27のこの欄で、アリゾナ記念館のことをお話しいたしました(2016-05-27【発端の象徴、終結の象徴、その2つが和解しようとしております】)。その際、安倍首相の真珠湾訪問に関しても言及させていただきました。実現して、まことに嬉しいのでございます。
慌てて年内に予定を立てたのは、オバマ政権の間に「お返し」を贈りたかったのかもしれません。クリントン政権ならば真珠湾訪問を好意的に受け取ってくれるでしょう。しかし、トランプ政権ですと、間違ったメッセージをアメリカに送ってしまいそうですからね。オバマ政権の間にと慌てて予定を組んだという感じが、なんとなく伝わってまいります。
5/27のこの欄を読んでいらっしゃらない方は、ぜひ、ぜひ、その日の書き込みを読んでいただきたいと思います。かつて「Remember Pearl Harbor」の象徴だったアリゾナ記念館は、今や、「Pearl Harbor to Peace」というかけ声の元、平和を訴える施設に変わっております。
かつてのアリゾナ記念館は、日本人にとっては実に肩身の狭い思いをする施設でございました。しかし、2010年ころから、日米の開戦理由を平等に記した公平な施設になっております。また、広島で被爆して12才で亡くなられた佐々木禎子さんの折り鶴、その実物がこのアリゾナ記念館には展示されております。
広島平和記念資料館が世界平和を希求する場所であり、決して遺恨や憎しみを伝える場所ではないこと。そういった事実が、アリゾナ記念館をも動かしたのかもしれません。戦争の発端と終結のふたつの象徴が小さな折り鶴を縁として結ばれ、そのどちらもが平和を願う場所となっていることに、胸が熱くなるのでございます。