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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2016-09-23 【生フィルムって、何だかエロく聞こえません?】

新人さんが入ってまいりました。最初の写真は店内でワタクシが撮影するのでございますが、これが、どうも、コンパニオンを緊張させてしまい、うまくいかない。ストロボを2灯ほど立てまして、ミラーレス一眼で撮影するのですが、この仰々しい撮影風景が、ますます緊張感を高めてしまうのかもしれません。新人さんが落ち着いたら、リラックスした写真を撮り直したいと思っております。

フロントで並んでいる写真でございますが、昔は、「本当の」ポラロイド写真を使っておりました。ポラロイドのフィルムが製造終了してからは、パソコンにて「ポラロイド風」のプリントを作製しております。ですので、本当のポラロイドを使っていた頃は、もう大変。ポラロイドフィルムってのは、ちょっと「お高い」。そして、フォーカスがちょっと甘め。まぁ、ホンワカとした柔らかい写真が撮れて、それはそれで良かったのですけどね。

あと、ポラロイドフィルムってのは、夏と冬で色が変わったりする。撮影後の色が定着する時の温度が、色味に影響するようでございます。それを利用して、撮影後に手で温めたりライトにかざしたりして、黄色がかった健康的な色味を狙ったりもいたしました。狙い通りに仕上げるのは難しかったですけどね。フィルもの「鮮度」も色に影響しておりました。こう考えると、アナログのフィルムってのは、まさに「生もの」でございます。

それとですね、撮影のときに、「カメラのレンズに視線を送る」というのが、もはや常道ではなくなっている事に気づかされるのでございます。スマホですと、レンズ小さいですし、自撮りだったりすると、多分、レンズよりも画面を見ちゃう人が多いはず。レンズを意識して写真を撮るという感覚は、薄れていっているのでしょう。ですから、なおさら、一眼のデッカイレンズで迫られると、緊張しちゃうかもしれませんね。

アナログフィルムの頃は、何百枚もパシャパシャ撮るというのは難しかったですけど、デジタルの時代になってからは、もう間髪入れずにパシャパシャ。被写体が構えたところでパシャッ。撮影後に気を抜いた瞬間にパシャッ。会話をしながらパシャッ。わざとカメラを構えずにパシャッ。いつも、だいたい数百枚撮影してチョイスしております。もっとも、ワタクシの撮影技術が長けていれば、そんなにたくさん撮らなくてもいいのでしょうけど...

といったところで、写真撮影のお話でした。では、では。


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