店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
「24時間テレビ」という企画、ワタクシはあまり好きではございません。ですので、毎年、完全無視なのでございますが、本日放送されましたドラマは、少し覗いてみたのでございます。慌てて撮り直したカットがどうなってるかという興味本位で見たのではございましたが、あらためて、沢尻エリカさんの名演に、心躍ったのでございます。
均整の取れた美貌はさることながら、きりりと一本筋金が通っている生き方が、演技にも現れております。こういった女優さんは大事にしなくてはいけないのですけど、こんな素晴らしい女優を、日本中でフルボッコにし、何年も干してしまいましたよね。実にもったいないことでございます。まぁ、ご本人は、屁とも思っていないかも知れませんけどね。
彼女がやったことは、単に、「別に〜」という空返事をしただけ。たった一度の空返事からひとりの女優を何年も干すって、日本中が頭おかしかったですよね。後日、彼女は謝罪をしますが、その謝罪に関しても彼女は「やらなければ良かった」と後悔しております。ワタクシも同感でございます。謝らなければならないことは、何ひとつやっておりません。
沢尻エリカさんのような人は、ある意味「天才肌」なのでございます。なぜ自分にそれほどの魅力が有るか。なぜ、これほどの人気が出ているか。その理由を本人はまったく理解できていないでしょうね。それが、天才の天才であるゆえんなのでございます。こつこつと聴衆の反応を確認しながら軌道修正して登りつめた秀才肌の人とは、根本的に違うところでございます。
ただ、天才肌の人は、周りの人がみんなバカに見えてくる。ここに落とし穴があるのでございます。沢尻エリカさんの空返事事件の際も、そんな時期ではなかったですかねぇ? そうのような時期に、天才肌の人は暴走をしてしまいやすい。そうそう、ライブドアの堀江貴文さんも、買収さわぎで大騒ぎしていたころ、周りがバカに見えてしょうがなかったのではないでしょうかねぇ。
天才が天才で居続けるためには、一見「バカに見える人達」とどう折り合いをつけて付き合っていくかを学ぶ必要がございます。いや、一般の方をバカ呼ばわりしているわけではございませんよ。天才肌の人がバカと思い込んでいるだけであって、決して一般の方々はバカではございません。ちょっとした「物の見方」が違うだけなのでございます。視点の問題でございますね。
そこで、天才肌の人が、一般ピープルの視点に降りてきてものを見るようになると、ここから天才肌の人の本領発揮でございます。天才肌の人というのは、全人類の中でもほんの一握りでございます。結局、世の中は一般ピープルが動かしている。天才がいくら理想をこねても、一般の方々にはその理想は実現できない。そこで、一般の方々にも実現できる「一般ピープル視点の理想」を天才肌の人が提供できるかどうかが重要になってくるのでございます。
ちょっとややこしい話になっちゃいましたね。Facebookを思い出して下さいませ。創設者のマーク・サッカーバーグ氏も、天才肌でございます。彼が、「自分の使いやすい物」を追及していたら、今のFacebookは無かったでしょうね。一般ピープルが何を求めているか、どういったものを使いやすいと感じているか、その視点にまで降りてきて作り上げたものが、今のFacebookなのでございます。