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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2016-07-28 【「大量生産」の反対語って「一品もの」でいいのかな?】

え〜と、本日、こんなことがございました。お客様に予約を入れていただきました。コースの長さは90分。数年前に1回ご利用いただいているお客様なので、お店の場所は分かるとのこと。

さ〜てさて、その予約の時間になっても、いっこうにお客様が現れません。予約時間を20分ほど過ぎたところで、電話連絡が。「どうされました?」と伺いますと、「今、○○を走っているところ」とのこと。いやぁ、その場所からだと、まだ10〜15分はかかる距離。そこで、

「後に予約が埋まっているので、来て頂いても40分のコースしかお取りできませんよ」と電話で申し上げましたが、どうも伝わっていない様子。とりあえず、ちょっと急いで頂くように促して、お待ちすることにいたしました。

結局、来店されたのは、予約時間を40分ほど過ぎてから。フロントで「今からですと、40分のコースしかお取りできません」と申し上げましたが、それがお客様に伝わらない。そこで、後の時間が予約が埋まっているので、終了時間はずらせない旨。その結果、今からスタートですと、ギリギリ40分しか入れられない旨。分かりやすく説明いたしました。

すると、まぁ、どうしたことでしょう。そのお客様の談。「じゃぁ、別の女の子にしようかなぁ(ルンルン)」といった感じ。いやぁ、これはキツイ。ワタクシもキツイけど、コンパニオンもキツイ。当店は予約が入った時点で、コンパニオンに連絡を入れております。その時間に合わせてコンパニオンは準備をするわけでございますね。

準備をして待っていたあげく別の子に差し替えでは、コンパニオンの立つ瀬がない。お客様も90分でないと納得できない様子。そこで、ワタクシから提案。「では、また日を改めて出直されてはどうでしょうか?」と申し上げたのでございます。

その提案に、お客様も同意。結局、また来店していただくことになったのでございます。まぁ、驚きはいたしません。風俗店の受付をしておりますと、時々、こういったやり取りに出くわします。コンパニオンに連絡を入れていなければフロントで差し替えとかやれそうですが、当店はコンパニオンの準備の方を優先しておりますので、こういったやり取りになるわけでございます。

ここまで傍若無人ですと、むしろ清々しいのでございます。こういったお客様は「他のお客様の存在」に全く意識が向いてない感じでございます。多分、そういう性格なのでございましょう。「全ての女の子が、いつでも、自分1人のために待機していてくれる」とイメージしちゃってるのかも知れません。

もちろん、このようなお客様は、ほんの一部でございますよ。ただ、長年、受付をしておりますと、時々、出くわします。まぁ、勝手な推測ですが、ワタクシたちはコンビニなどで商品がいつも欠品なく完璧に陳列されている生活に慣れきっておりますので、そういったものと混同される方はいらっしゃるかもですね。ご本人にまったく悪気がございませんので、まぁ、責められないのでございます。

コンビニやネット通販など、今の生活では「欠品」とか「品切れ」に縁遠い環境が増えております。それは、大量生産された「同じ商品」が市場に溢れているから可能なわけでございます。一方、希少な商品や食べ物に行列が出来るということも、よくある事でございます。これは、「そこでしか手に入らないもの」であるからでございます。

風俗店のコンパニオンは、後者の「そこでしか手に入らないもの」なのでございまして、しかも、「一品もの」。1人のコンパニオンを多数のお客様が取り合う形で予約を入れられるのでございます。ご希望通りの予約が取れないとき、そんなことを思い出していただければ、電話番オバサンとしてはありがたいかな、と思うしだいでございます。といったところで、では、では。


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