店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
昨日の夜から体調を崩しておりましたが、何とか復活でございます。体調が悪い時というのは何でも試すものでございまして、太田胃散、頭痛薬を手始めに、粗塩を頭から被ったり、お経を唱えたり、神社へ参拝したりとか、神仏ごっちゃ混ぜの、藁をも掴む、鰯の頭も信心からなのでございます(笑)。
近所の神社への参拝は、ほぼ毎日の日課としているのでございますが、こういう体調の悪いときに限って、お参り中に耳の横で悪魔がささやくわけでございますね。「こんなのはインチキである、信じるでない、御利益(ごりやく)なんかないぞ、ファッ〜ハッハッハッ」とデーモン小暮調の声がどこからともなく聞こえてくるのでございます。
さぁ、ここから悪魔と神様の戦いでございます。耳元でささやく悪魔、そして「清めたまえ、祓えたまえ、悪霊退散!」と呟くワタクシ。体調の悪さは悪霊の仕業か? あるいは体調が悪いから悪霊が取り憑いたか? そもそも「気のせい」で悪霊など存在しないのか? 神社に御利益は有るのか、無いのか?
と、こんな感じでお参りを済ませるわけでございます。う〜ん、ちょっと雑念の多いお参りで、あまりいい例ではございません。ここで、有る疑問が? え〜と、いろいろ不謹慎ではございますが、「この神社には御利益が有るのか、ないのか?」という問題。悪魔のささやきは本当なのか? 御利益のない神社を信心しても無駄では無いか? そんな疑問を検証するのでございます。
1.御利益が有る+信じる・・・御利益を受けられる
2.御利益が無い+信じる・・・御利益を受けられない
3.御利益が有る+信じない・・・御利益を受けられない
4.御利益が無い+信じない・・・御利益を受けられない
4つの事象の中で、結局、御利益を受けられるのは「神社に御利益が有る+ワタクシが信じる」という事象だけ。それ以外では、御利益は受けられないという結果でございます。つまり、たった4分の1の割合。確率25%。アチャー、御利益ってこんな確率低いの、と、思うのは早計。この確率には不確定要素と確定要素が混じっております。
という事ですね。おぉう、25%の確率が、倍の50%に跳ね上がったのでございます。これは、確率としては相当高い数字でございますよ。「当たるも八卦当たらぬも八卦」なんていう言葉もございますが、まさにこの計算結果通りなのでございます。逆に、信じないと確率は0%。「信じない」という行為は、全ての将来性を放棄してしまうということでございますね。
冒頭で「鰯の頭も信心から」と申しましたが、経済学的にも証明されたようですね。「どうせ御利益なんか無いから」と思った瞬間に未来は0%、「ひょっとしたら御利益有るかな?」と思えば、少なくとも50%は御利益が有るのでございます。何事も「信じる」ということが重要なのでございます。
この「信じる」という感覚、心理学者のバンデューラという人が「自己効力(Self-Efficacy)」という名称を付けて研究しております。自己効力感とは「自分が目標を達成する能力があるとする『確信』」でございます。分かりやすく言い換えると、「私、失敗しないので」と思える感覚でございますね。この自己効力感がない人は、最初から「どうせやっても無駄だから」と思い込んでしまう。