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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2016-06-27 【「伝統」の反対語は?  そう「革新」です】

ウィンブルドンが始まったわけでございまして、またしばらく寝不足ぎみになるのでございます。録画しておいて翌朝に見ましょうとかやりますと、起床後の朝一番のニュースで結果を知ってしまったりするわけで、なんとももどかしい2週間なのでございます。

ウインブルドンには「白いテニスウェアを着なければならない」というルールがございまして、どちらの選手も、上から下まで真っ白。テレビ画面で分かりにくいですよねぇ。しかもこのルールが、かなり厳格。パンツの色や靴底の色で注意を受け着替えさせられた選手も、過去にいたみたいでございます。合理性よりも「伝統」を重んじているのでございましょう。

一方、柔道は、国際大会では「白」と「青」で区別しますが、国内の大会では白い柔道着しか使っていない様子。国内では「伝統」を重んじておりますが、国際大会で「JUDO」となりますと、合理性重視にせざるを得ない大人の事情があるのでございましょう。ワタクシなんかは、色で別れていた方が、分かりやすくていいと思っちゃいますけどね。

そうそう、伝統と言えば「大相撲」を外すわけにはまいりません。日本ではお馴染みの回(まわ)し姿でございますが、大相撲が海外で開催されたときに、あのお尻丸出しの姿がいろいろ問題になったようでございます。そんな伝統重視の大相撲も最近はカラフルな色の回しが増えていたりして、伝統を尊重しつつ、かつ伝統から脱却する流れもあるようでございます。

さて、話は一気に下世話になりますよ。以前、「ネイル」や「香水」に関して言及いたしました。お客様のためにネイルや香水は控えるべきという「伝統」がある一方、それらが日常的に当たり前になっているという「現実」がございます。ですので、最近はあまりうるさく言っておりません。「伝統が現実に歩み寄る」とき、そこには「革新」が生まれるのでございます。当店も、いろいろな面で「革新」を求められたりしています。

さらに、ネットの普及で、風俗嬢とお客様との情報コミュニケーションにも革新が求められて来ております。伝統的な言い方をすれば、「プライベートでの情報のやり取りは御法度」というのが古い考え。しかし、今やブログやツイッターが当たり前になってきてますからねぇ。どうやったってコミュニケーションが発生してしまう。ですので、今のコンパニオンには、「負担・ストレスにならない程度におやりなさい」と伝えております。

こういった「革新」を考えますと、ワタクシの長いキャリア、当店の長い業歴というのが、逆に邪魔になるときもありますねぇ。特にネット関係は、若い人の方が圧倒的に順応し、使い切っております。それに追いつけ追い越せとばかりに、ここ数年、お店のネット対応にはいろいろ革新を加えてきております。メールマガジンもそうですし、ヘブンネットの写メ日記への対応も、考えております。ただ今、作業中ですが、オフィシャルのホームページ内に写メ日記を表示させるような改革も実行中でございます。

伝統として残していく勇気も必要です。と、同時に、革新していく勇気も必要でございます。このバランス感覚が重要なのでございましょう。オープン当初の16年前から通って下さっているお客様にも気に入られ、新規のお客様にも古くささを感じさせないような、そんなお店を目指しております。目指すイメージは「物わかりの良いおばちゃん」でしょうか(笑)。そんな想いで、新しい物に臨んでおります。では、では。


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