店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
被爆者の方々の団体が、オバマ大統領に謝罪を求める手紙を送るそうでございます。確かに、被爆された方々の長年の苦しみは、筆舌に尽くしがたいものだとは存じます。しかし、ここで謝罪を求めるのは、歴史的な前進にたいして水を差す愚行に他ならないのでございます。
日本が原爆投下への謝罪を求めれば、アメリカはパールハーバーを謝罪しろと言ってくるでしょう。どちらの国の言い分も正当であり、正義なのでございます。100の国があれば、100の歴史解釈があり、100の正義がある。それが戦争でございます。正義と正義の対立ですので、これは未来永劫、平行線なのは明白。アツレキを解消する方法はございません。1つあるとすれば、「時間」でございましょう。だからこそ、蒸し返してはいけないのでございます。
ということ。史実の伝承は、枯らしてはなりません。しかし、憎しみを後世に伝えれば、永遠に答えの出ない問題を子孫に残すことになるのでございます。中東の国々は、何千年も前の出来事で、未だにいがみ合っておりますよね。憎しみを伝授すると、そういうことになるのでございます。
最近、アドラー心理学がちょっとしたブームになっております。アドラー心理学では、「叱ること」も「褒めること」もNGなのでございます。アドラー的には、叱ること・褒めること、そのどちらも「上から目線」の言葉だからだそうです。アドラー心理学が追及するのは「対等」。その対等を具現する言葉は「ありがとう」という感謝の言葉なのでございます。