店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
本日はワタクシの母親の命日でございます。以前書きましたように、毎年の恒例、うなぎ弁当をお供えしたのでございます。母親が亡くなってから11年も経つのですが、未だに、押し入れの奥とかから、母親の持ち物がポロッと出てきたりいたします。昨年末も引き出しの中から母親の名刺ケースが出てきまして、その中から、非常に若い頃の写真が出てまいりました。若い頃の写真はほとんど持っていなかった母親でございますが、この写真は何か思い入れがあったのでございましょう。3cm×4cmといった小さな写真ですが、大事に、名刺ケースの中に収められておりました。
松竹の子役だった母親、戦後は女優業から女剣劇に移り、その後、京都で小料理屋を経営し、何が有ったかは分かりませんが、ワタクシを生む直前に名古屋へ移り、今に至るという感じでございます。ワタクシが芸能に関して憧憬が強いのも、母親ゆずりでございましょうかねぇ。ただ、この母親の経歴のおかげもありまして、ワタクシがニューハーフ・カミングアウトする際には、非常にスムーズでございました。なんつっても、子役の頃から女形の俳優さんを見ていたでしょうし、女優業・女将業のころは、さぞかしゲイバー遊びをしたらしゅうございますから。