店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、 いろいろ書いたりするかもです
前回の脱原発の話題、ちょっと言い忘れたことがあるので、書いちゃいますね。
お店の運営をしておりますと、従業員の希望とお店の方針とが必ずしも重なるものではございません。従業員は「今」が大事。今を良くするために、いろいろと希望を言ってきます。ところがお店は、もう少し長期的な展望で考えなければならない場合も多いのでございます。そういった観点の違いから、従業員が納得しにくいと思うことも、お店はときどき要求しなければならなかったりするのでございます。
従業員は、お金儲けのために出勤してきている。従業員が儲かれば、当然、お店も儲かる。従業員もお店も、目標とする“お金儲け”という点では、一緒なのでございます。目標が一緒なのに、「今」を大事にするか「未来」を大事にするかで、意見が合わない時もある。いろいろ、難しいのでございます。
脱原発問題も、同様に感じるのでございます。一般大衆は「今」を見つめている。けれど、国の方針は、常に「未来」を見ていかなければならない。両者とも「遠い将来には、原発依存から脱する」というゴールは同じはず。ゴールが同じなのだから、あとは、その見つめているものの違いを両者が認識すれば、少しずつ歩み寄れるような気がするのですけどね。