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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2010-06-17 この中では、野バラがイチオシ

ここ1ヶ月ほどの間に、映画を4本ほど見ております。ちょっと紹介いたしましょう。決定的なネタバレはございませんので、安心してお読み下さいませ。

『シャッターアイランド』

騙されます。映画的な気持ちいい騙され方ならいいのですが、ちょっと納得できない騙され方。まぁ、デュカプリオの麗姿が見られればそれでいいという人にはオススメ。多分、2〜3回見るとストーリーの深淵に触れられるのかもしれないけど、そこまでエネルギーを注げないなぁ。忘れたころにもう1回見るかも。

『第9地区』

低予算B級SF映画。だがこれが、非常に面白かった。B級映画によくあるドキュメンタリータッチの映画だけど、この映画の場合もそのタッチが見事にハマっている。舞台が南アフリカ共和国ということもあって、この映画はアパルトヘイトに対する免罪符映画でもある。アバターといい、この映画といい、病んでいるね、最近のアメリカ。

『グリーンゾーン』

撮影地がモロッコということもあって、撮影地が同じ『ワールド・オブ・ライズ』や『ブラックホーク・ダウン』と雰囲気が似ている。アメリカの大量破壊兵器の嘘に対する免罪符映画ともとれるけど、今ひとつ、自虐性が足りないよね。この描き方じゃ、ワタクシの「免罪符映画」のレッテルは与えられないのでございます。SFの『第9地区』の方が真実っぽくて、事実を元にした『グリーンゾーン』の方が真実味が少ないってのは皮肉だね。

『パーマネント野バラ』

西原理恵子さんの漫画の映画化。西原さんの漫画は読者に想像させる部分が多く、映画化したときに極端な説明不足にならないかと心配したけど、漫画のテイストを残しつつ、説明を最小限にした良い作品になっていると思う。菅野美穂が難しい役をこなしていたのに加え、小池栄子が怪演とも言えるほどにハマっていた。地味でいい映画だけど、日本では評価されにくいタイプの映画だよね。海外の賞にノミネートされるかも。

そういえば、アカデミー賞を取った『ザ・コーブ』を日本の映画館で観るのは、ちょっと難しそうですね。見てから文句言うのならともかく、見る事も出来なくなるって、中国の言論統制と大して変わらないじゃない。おかしいぞ、ニッポン。ということで、この話題はまた別に日にしましょうか。

パンフレットの写真など


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