店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
「渡辺みか」のいけばな展、行ってまいりました。会場には他の生徒さんの作品も多く飾られておりました。本格的な大作もあれば、かわいらしいのもあって、楽しんでまいりました。渡辺みかの作品も、良かったですよ。写真を撮ってきましたので、どうぞご覧下さいませ。
絵画でもそうですが、西洋の美術感覚というのは「物が存在するところに意味がある」文化でございまして、隙間が有れば何かを詰め込んで意味を持たせようとするところがございます。その結果、キャンバスには隙間なく絵の具が盛られ、花瓶にはあふれんばかりの花が挿されることになるのでございます。逆に東洋の美術感覚は「余白や見えない物に意味を持たせる」文化でございまして、水墨画のように余白の奥に見えてくるものを楽しんだり、生け花のように形のベクトルを味わうという芸術が存在いたします。