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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2010-04-17 忘れたころにやってくるのでございます

新聞のコラムを読むのが大好きでございます。本日も中日新聞のコラムを読んでおりましたら、個人的にドキッとするような内容が書いてございました。前半部分をちょっと引用してみるのでございます。

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こんなご時世で、閉店に追い込まれる飲食店は少なくない。だが一方、不況どこ吹く風で繁盛している店もある。多分、こういうことだ◆好況の時には、消費者の目は甘く、出費を決める合格ラインはさほど高くない。だから、客へのアピール度「まずまず」ぐらいの店もやっていける。だが、不況になると話は別だ。財布のひもをしめる時、合格ラインはぐっと引き上げられる◆もう、「まずまず」では来てもらえない。結果、繁盛するのは、好況時には余裕で合格していたようなアピール度「抜群」の店だけになる。どうも不況には、店やら商品やらが持つ地力(じりき)の差を鮮明にしてしまうところがある。(以下略、中日新聞4/17朝刊より)

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実に簡明な分析でございます。お店の受付をしていると分かるのでございますが、新規でいらっしゃったお客様のすべてがリピーターになるわけではございません。「このお客様にはどのくらい気に入っていただけるだろう?」、そう思いながら新規のお客様を迎え入れております。そこで、前述のコラムのようなことを考えるのでございます。はたして当店は十分合格ラインをクリアしたのだろうか、あるいはボーダーラインぎりぎり、はたまたボーダーラインにもかからないとか。そしてさらに“むず痒い”のは、そのお客様が何度が足を運ばれるほどの時間が経過しないと、その真相が分からないということでございます。

努力してもそれが報われるのは数ヶ月後、油断しているとそのツケが回ってくるのも数ヶ月後、良いことも悪いことも遅れてやってくるのでございます。だからこのお仕事、油断できない。いつもそんな気持ちで毎日を迎えております。


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