店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
今日は「鏡開き」ということで、さっそくお店に飾っておりました鏡餅を「開いた」のでございます。本来、お持ちを「割る」という表現が適切なのでございますが、正月早々「割る」という表現はどんなものかということで、「開く」という後を使って「鏡開き」となったそうでございます。
ところが最近の鏡餅は、プラスチックの張りぼての中に個別包装された小さなお持ちがいっぱい入っているものが多いのでございます。張りぼての裏側のシールをペリペリペリと「開けて」、中の小餅を取り出すわけでございます。まさにその名前の通りの鏡開きになってしまったのでございます。個別包装からお餅を取り出しますと、堅くはあるけど歯でかじられる程度の半生の堅さ。技術の進歩はすごいのでございます。
ワタクシが子供のころの正月のお餅といえば、お米屋から届く座布団のような大きな板餅でございます。それと、段ボール一箱分のみかん。お餅は“出来たて”でまだ柔らかいですから、それを包丁で切り分けるのがワタクシの担当。その箱一杯のミカンと、これまた箱一杯のお餅を、年末から年始にかけて食べるのでございます。