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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2008-09-27 眠れる獅子の起き上がるとき

NHKの『上海タイフーン』という連続ドラマに、ちょっとはまっております。題名のとおり上海が舞台なのでございますが、ドラマの序盤では、上海のことをさんざん悪く表現しておりました。やれ泥棒ばかりだとか、偽札が横行しているとか、底意地の悪い人ばかりとか。もっとも、そんな悪い表現も、主人公が上海に馴染んでいく過程での前ふりなんですけどね。

中国は、先日の北京オリンピックに引き続き、二年後には上海万博を控えております。そういったこともございまして、中国はここのところ国際化に躍起でございます。道路につばを吐かないとか、駅では並びましょうとか、学校の道徳の授業のようなことを真面目に国家レベルで押し進めております。あるいは、コピー商品を取り締まるといった断行にもボチボチ力を入れております。

中国という国は「眠れる獅子」と例えられてから久しくなります。北京オリンピックの開会式などで見たあの人海戦術の妙。潤沢な人材というものは大変なパワーを引き出すのでございます。そして、普通あれだけの人材を投入すると、人件費だけで足が出てしまうものでございますが、中国の場合はその人材が「使命感」あるいは「愛国心」といったようなもので支えられております。その低コストで多くの人材が動くというところに、中国の底力があるのでございます。

中国が「先進国を追い越せ」とばかりに、本気で国際社会に進出してきたら、怖いですよ。豊富な人材、90パーセントを超える食糧自給率、そして人間を宇宙に送れるだけの科学技術力。うかうかしていると、日本は足をすくわれてしまうのでございます。


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