«前の日記(2008-08-14) 最新 次の日記(2008-08-16)» 編集

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

2008|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|10|12|
2015|01|03|12|
2016|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|

2008-08-15 見上げれば、母の顔

朝、ラジオをつけましたら、「見上げてごらん夜の星を」が流れておりました。ビギンが歌うカバーバージョンでございました。この曲を聴きながら、ふと3年前のある日の事を思い出したのでございます。

ワタクシ、3年前の正月に母親を亡くしております。火葬場からの帰り道、ボーとしながらふらりと立ち寄ったのが、名古屋市立科学館のプラネタリウムでございます。解説者の説明も上の空で、漠然と星を眺めておりました。「夕方の空」の説明が終わり、天空がゆっくりと「深夜の空」に向けて回転を始めたとき、その曲はかかったのでございます。坂本九の「見上げてごらん夜の星を」でございます。

「遺骨を持ってプラネタリウムとは、これまた異様な姿」と思われるかもしれませんが、ワタクシ、火葬場で遺骨をもらって帰ってきておりません。魂の抜け殻には何の意味もないと考えておりますので、母親のお墓も作っておりません。「鳥や魚や動物がお墓を作ったりしますか? 消えてなくなるのが自然の摂理」という考えでの遺骨やお墓の扱いなのでございますが、この件に関しましては各方面からいろいろ“おしかり”などを受けております。よい子は真似をしてはいけないのでございます。

といったことで、「見上げてごらん夜の星を」を聴くと、母親のことを思いだしてしまうワタクシでございます。ひょっとしたら、「お盆ぐらいは私のことを思い出せ」と、母親がワタクシにこの曲を聴かせたのかも知れませんね。お盆にちなんだ話題でございました。


«前の日記(2008-08-14) 最新 次の日記(2008-08-16)» 編集