店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
アメリカはコロラド州、クアーズ・フィールドでは、折しも、アメリカ大リーグのホームランダービーとオールスターゲームが開催中でございます。スタンドは超満員の観客。マスクをしている人はほとんどございません。1週間後にオリンピックを控えた日本。地球の裏側のスタジアムの風景が、羨ましいですよねぇ。
50年前にワクチン先進国だった日本は、今や、完全なワクチン後進国。ワクチンの副作用に対してさんざん訴訟が起こされ、政府に損害賠償を命じる判決が出てからは、鬼の首を取ったかのようにマスコミがワクチン忌避を訴え、政府は「良かれと思ってやって訴えられるなら、やらない方がまし」と一気に消極化。この何十年かで、集団接種に関する様々なノウハウは失われたのでございます。
日本って、なんか、すごい「クレーム大国」になっちゃいましたね。しかも、そのクレームが論理的じゃない。みんな、感情論。ある特定のワクチン裁判でワクチンに否定的な判決が出ると、「ワクチン、皆、悪」という論法が全てに席巻してしまう。そこにはそれをマスコミが煽っちゃったりしている。煽りで迷惑なのは、ドライバーだけじゃないみたいですよね。
そう、この、「マスコミの煽り」があるものだから、感情論で訴えられた側は、仮にどんな言い分があろうとも勝ち目がなくなってしまう。魔女裁判の様な事が、時々行われる。すると「訴えられそうな側」はどういった行動に走るか? 事なかれ主義でございます。それも、悪い意味での事なかれ。
いじめを見て見ぬふりする学校の先生。重病者の乗っている救急車をたらい回しにする病院。重大な決断を棚に上げ続ける政治家。みんな、あえてリスクを冒さず保身に走っているように見えますが、一体、誰がそんな人たちを責められるでしょう。些細なミス一つで魔女裁判にかけられ、フルボッコにされ、一生を棒に振るかも知れない。そんな理不尽で不公平な戦いなら、最初から戦わない方がましと考えるのが普通でございます。