店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
多くの先進国が、すでに印紙を廃止するか限定的な適用にしております。そりゃそうでしょ、だって、デジタル文書には必要ないのですから。高額の取引をする銀行などは非常に負担が大きいのですが、デジタル通帳なら印紙税は不要。「アナログへの”ペナルティー”のような税で極めて不合理という声もある」と、記事は伝えております。
この20年間で、印紙による収入は5,000億円から2,800億円にまで減っているとのこと。そして世の中のデジタル化に従い、印紙税収はこれからもっと減るだろうと予想されます。減っていくとは言われても、現状2,500億円の税収入というのは捨てがたい。不合理だと分かってはいても、代替する税収入源が見いだされない限り、印紙の廃止は難しいというのが、財務省の考え方の様でございます。
当店のレジにも、印紙は用意してございますよ。以前は、¥30,000以上の領収書に必要でございました。当店ですと130分以上のコースにあたりますので、けっこう印紙の出番は多かったのでございます。今は¥40,000以上の領収書に変更になりましたから、当店では印紙の出番はほとんど無くなってしまいましたね。
不合理な税金と言って、今、急に思い出したのが、「セブンイレブンの消費税」。他のコンビニは消費税を単品ごとに計算しておりますが、セブンイレブンだけは、税抜き価格の合計にまとめて消費税計算をしております。この二つの方式、セブンイレブンで買い物をした時に「オヤッ?」と思われた方も多いのではないですか?
例えば、軽減税率で「税込¥100」の商品を3つ購入したら、当然、合計は¥300。ところが、セブンイレブンでは「税抜価格×3」の合計を先に出しますから、「税抜価格¥93×3=¥279」に軽減税率8%を加えると、¥301になる。まぁこれは、よく話題になっていることですからご存じの方も多いかもですね。たかが¥1ですが、この¥1が、日本中の全てのセブンイレブンの、毎回の取引ごとに蓄積されているわけでございます。
そんな批判を受けて、最近、セブンイレブンは、店頭の税抜価格表示を、小数点2桁まで表示させるとか。計算方式を変えるのかと思いきや、お客を無理矢理納得させる戦法に出てきました。まぁ、セブンイレブンぽいと言えば、ぽい。税込¥100の商品は、税抜価格¥92,59が併記されるのでしょうか。
これは「92円59銭」と書くのと同じでございますね。消費税のせいで、明治時代に逆行でございます。まぁ、アメリカなんかもドルとセントの単位がございますので、「欧米化」した、ということで笑いましょう(笑)。