店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
この世に潜む謎を解き明かす、名古屋薫の「疑うシリーズ」でございます。勝手にシリーズにしちゃいました(笑)。今日の謎は、「歌舞伎揚の謎」でございます。天乃屋の歌舞伎揚、美味しいですよねぇ。様々な形態で売られているようでございますが、身近によく見るのは二種類。「通常仕様」と「100均仕様」の二つでございます。
通常仕様は、コンビニやスーパーで売っている形態で、税込¥237。一方、100円ローソンの様な100均で売っているものは、当然ながら税込で¥108。このふたつ、持った感じがそれほど違わないのですよね。それでいて、値段は2倍以上違っている。さて、どっちがお得なのか損なのか? 気になりだしたら矢も盾もたまらない。早速検証でございます。
袋の能書きを見るに、これが何とも悩ましい(笑)。片や枚数で書いてある。片や重さで書いてある。う~ん、能書きだけで直感的に比較が出来ない。わざとなのか、たまたまなのか。でも、比較をする糸口は十分にございます。では、始めましょう。
大きい方のは、枚数と1枚当たりのカロリーが記してある。単純にかけ算すると、一袋全体で「671kcal」でございます。これが¥237。そして小さい方は、一袋100g入りで能書きも100gの記載なので、こちらは簡単「530kcal」で¥108。もし小さい方に大きい方と同じ「カロリー」の歌舞伎揚が入っていたらいくらになるのか、計算してみましょう。
¥108 × (671kcal / 530kcal) = ¥136.73 (約¥29お得)
ということですね。100均の歌舞伎揚は、¥137円分の量を¥108で購入出来るということで、約¥29円お得なのでございます。大きい方は個包装で大きさが揃ってる。小さい方はバラで不揃いで袋詰め。個包装と余分な品質管理の分、大きい方が割高になっているということでしょう。めでたし、めでたし...とはいきませんよ。ま~だまだ気になる薫さん、次は袋から出して、実測!なのでございます。
小さい方は、一袋に17枚。で、驚きの「101.5g」。まぁ、今は、不揃いの物をキッチリの重さで詰める機械がございますので、当然と言えば当然。そして、大きい方は、個包装を全て外して計測して「144g」。さぁ、先ほどと同様に、「もし小さい方が大きい方と同じ「グラム数」で入っていたらいくらになるか?」を計算してみましょう。
¥108 × (144g/101.5g) = ¥153.2 (約¥45お得)
おや、今度は更にお得感が増しましたねぇ。ここでチョイト違和感が! どうして、カロリーベースと重量ベースの計算結果が違ってくるのでしょう? ということで、計算を遡って見て行くに、「重さ当たりのカロリー」が、大と小で違うのでしょうね。小さい方がほんのちょっと高カロリー。小さい方の基準を大きい方に当てはめると、大きい方は1枚「68kcal」になるはずなのですが、能書きには「61kcal」とある。