店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
スマホの地震警報の音、初めて間近で聞いたのでございます。まぁけたたましいこと。テレビのも結構ビクッとしますけど、スマホのも容赦ないですねぇ。その警告音でビックリしてましたら、福島で爆発事故が有ったとのニュース。今日は、その爆発事故の報道にずっと見入っておりました。
夕方に、経営陣が記者会見を開いてましたよね。じっくり見ておりました。上層部の人は、今後の事を考えると頭の中は真っ白の状態でしょうね。事故で亡くなられた方は社長さんの古いお付き合いのある方だとか。短い時間で出来る限りの情報を集め、真摯に行われた好感の持てる記者会見でございました。
記者会見をずっと見てて気になったのは、ガスの「元栓」という語。これが実に曖昧に使われてる。「壁の元栓」なのか「メーターのコック」なのか、「プロパンガスボンベのバルブ」なのか、この区別を、会社側も、記者側も、気にしていない様子。すごく大事なポイントなのにね。
あと、ワタクシはお店の内装を何回かやっていて分かるのですが、コンセントの新設にもいろいろある。どんなケーブルでどの様に壁に取り付けるのか。ガス管も、ぶっとい鋼鉄製の管とグニャグニャ曲げられる柔らかい管が有る。事故原因の有力な手がかりなのですが、やはりそこをツッコむ記者はおりませんでした。
ああいった記者会見を見てますとね、質問をする側の記者には、「理系の知識」と「文系の表現力」の両方が必要とされるって感じますよねぇ。事件や事故の「キーポイント」を的確に質問するには、理系の知識が。そして、問いかける相手や会見を見ている第三者にいかに分かりやすい表現で質問するかというのは、文系の表現力。特に事件や事故の会見では、理系の知識が欲しいですよねぇ。
まぁ厳しいことを言うと、会見の前に予備知識を予習しておけば、的確なツッコミ所も準備できると思うのですけどね。そういった予習を繰り返していくうちに、多岐に渡る分野で上手な質問の出来る記者が育っていくような気がいたします。広く浅くの知識ですよね。でも、そのちょっとした知識が有ることで、事件や事故がより明解に見えてくるものでございます。