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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2020-05-23 【生まれ出ずる月】

低気圧のせいかなぁ? 新月のせいかなぁ? ちょっと気持ちが沈んでおります。気圧の変化、温度の変化に関しては、「気象病」という病気が判明してまして、気候の変化と体調不調との関係性が明らかになっております。

ワタクシは、「新月」「満月」っていうのも、気象病に関係あると思うのですけどねぇ。新月・満月の時期っていうのは、お月様からの引力の影響が一番強くなるタイミング。運転の荒いタクシーで簡単に酔うワタクシ、月の引力で体調が変わること、十分に考えられるのでございます。

ただ、いろいろ検索しても、この関連性を医学的に説明している文献は皆無。占いっぽいものは有るのですけどね。でも、「文献が無いから関連性が無い」というのは非科学的。そんな研究、誰もやっていないだけかもしれないからでございます。

思えば、カレンダーの「1ヶ月」という単位は、原始、明らかにお月様の満ち欠けで区切られたのは間違いないでしょう。そして、女性の月経周期が、ほぼ、月の満ち欠けのサイクルに近い周期となっている。これも、多分、偶然じゃぁないでしょ。

そのメカニズムは分かりません。実際にお月様の引力が女性の体に影響しているのか、あるいは、単に1ヶ月という区切りで生活している内に、人類の進化の過程で身についてしまった体質なのか? でも、お月様の周期と女性の体の周期が同期しているというのは、どうも神秘的でございます。

竹取物語の主人公は、かぐや姫。月の世界に帰っていきます。あれも、「○○姫」であって「○○太郎」ではございません。お月様の持つイメージは、やはり「女性」なのでしょうね。フランス語でお月様を意味する「lune(リュンヌ)」という単語も、女性名詞でございます。

フランスの作曲家「クロード・ドビュッシー」による「月の光(Clair de lune)」という名曲がございます。とっても、とっても、綺麗で可憐なピアノ曲。若い頃にこれが弾きたくてね、ものすごく練習して弾けるようにした事がございます。

でもね、かなり後に発覚するのですが、ワタクシが覚えたのは初心者用に移調されたハ長調の楽譜。原曲はフラットが五つもつく「変ニ長調」で、ちょっと初心者には大変な曲だったのでございました。そう言えば、な~んか雰囲気違うなと思いながら練習しておりました。

この「月の光」、冨田勲さんのシンセサイザーによる編曲も有名ですが、オリジナルのピアノ曲の演奏がYouTubeにございますので、ご紹介しておきましょう。今は新月の時期、生まれ出ずる新しい月を想像しながら、お聞き下さいませ。


高音質【Clair de lune−Debussy】ドビュッシー-月の光/CANACANA

https://youtu.be/CO7xcXRkyL4


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