店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
まずこのグラフでは、検査数の多い韓国は、世界的動向である「2日で倍増ライン」にピッタリ乗っております。それに対し日本は、グラフで見る限り、ほぼ「7日で倍増」のラインに乗っております。韓国は1週間で10倍に増えてましたから、大変だったでしょうねぇ。日本は10倍に増えるのに1ヶ月を要している計算となるのでございます。
まぁこの数字は、日本の検査数の圧倒的な少なさ故という意見もございます。日本が実際には中韓・欧米と同じ「2日で倍増ライン」に乗っているのではないかという仮定も出来ますが、もしそうだとしても圧倒的な死亡者の少なさを考えると、結果オーライということになりましょうか(今のところは)。
で、今、緊急事態宣言を伸ばすのかどうかが注目されております。休業要請に入った4/17を境に、明らかに増加率は鈍化しております。ただ、ここで緩和すると、また元の増加率に戻るという可能性もございます。関係者の方々の見極めは、非常に難しいと思われます。
さて、ごくごく現実的そしてシビアな事を申し上げますと、「政治は国民全てを救おうとしない」のでございます。そもそも、国民全てを救える魔法の様な政治というのは存在いたしません。政治というのは常に、「出来る限り多くの人を救う」ことを目標とするのでございます。
「感染者を押さえ込む」ということと「経済を回す」というのはトレードオフ(排他的)の関係。つまり、どちらかを生かそうとするともう一方を見殺しにすることになるのでございます。その「しきい値」をどこで切るか? 日本は今、その瀬戸際にいるのでございます。
「コロナで死ななかったけど、経済的に殺された」、「経済を回すために、コロナで大切な人を失った」、このどちらに当てはまったとしても、誰も責められないのです。もちろん、両方取りした幸運な人もいれば、二重苦の最悪を被る人もいる。いろんな人が出てくるのは、資本主義の世界だから。「自由」という権益には、「災いも自由にやって来る」という暗黒面が有るのでございます。