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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2020-04-19 【街は非日常であふれてる】

ちょっと前の出来事でございます。朝、コンビニへ行こうと外へ出たときのことでございました。ふと松屋の近くまで来ますと、その松屋の前に、老男性がじっと立っているのに気がついたのでございます。ワンちゃんの散歩中だったのでしょう、リードに繋がれたワンちゃんがキョトンとたたずんでおります。何を言っているのか分かりませんが、その老男性、お店の中に向かって店員に何かを叫んでおりました。

こういう非日常の出来事があると、矢も盾もたまらず興味津々になってしまうのがワタクシの悪い癖。さりげな~く近づいていったのでございました。折しも、非常に風の強い日。その風で、地面に置いてあった松屋の看板が倒れておりました。老男性、どうやら、その倒れた看板が放置されていることを注意していた様でございます。

近づくにつれ、老男性の話の内容が分かるようになってまいりました。その看板が放置されていること、そして、店員の自転車が歩道に置かれていることに対して、非常に腹を立てている様子でございます。ワタクシ、耳をダンボの様に大きくしてそのやり取りを聞き入れつつ、さりげな~く通り過ぎて、本来の用事であるコンビニの方へ向かったのでございます。

コンビニからの帰り道、ま~だその老人、松屋の前に立っております。またまたさりげな~く近づきながら、その老人の話を伺う。もはや注意を通り越して、持論の接客理論を朗朗と披露している。あれからずっと、この老男性は話し続け、店員は頭を下げて謝り続け、開きっぱなしのドアのせいで店内のお客は寒い思いをし続けていたのか?

ワタクシ、さすがに「クドイ」と思ったのですよね。松屋の前まで行ったら、その老人に「もう、そのくらいで勘弁してあげたら」と声をかけるつもりで近づいていったのでございます。ほぼ松屋の前、さぁ言い出そうと思った刹那、老男性、そそくさと話を切り上げて去って行ったのでございます。う~ん、ワタクシの「殺気」に気がついたのかも知れません(笑)。

さぁて、お話はこれで終わりませんよ。後日、その老男性がなぜ、歩道の自転車に拘ったのかが分かったのでございます。しばらく後、また同じ時間帯にそのワンちゃん連れの老男性を松屋の前で発見したのでございます。今度は、何やら腰をかがめて作業をしている。非日常の出来事に目の無いワタクシ、またまたまたさりげな~く近づいていって、様子を確認したのでございます。

するとその老男性、自分の植木鉢を、歩道の生け垣の隙間に無理矢理押し込んでおりました。歩道の生け垣を、私的な花壇に使っていたのでございます。そこに自転車を置かれると、自分の植木鉢の世話がやり難いのでしょうねぇ。それで、歩道の自転車にあれほど注意したというわけですか。ワタクシ、納得しながら、さりげな~く通り過ぎて行ったのでございます。


老男性にしてみれば、「看板が倒れているのを教えた」という親切心と同時に、いつも思っていたことが「ついでに」発せられたのかも知れません。店員にしてみれば、「自転車は歩道に置け」と松屋の店長に指示されてやっていたことなのかも知れません。コナン君じゃありませんが、「真実は闇の中!」。ワタクシの身近に起きた、ちょっとした非日常劇場(!)でございました。では、では。


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