店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
コロナウイルスが猛威を振るっております。これに関しては、以下のサイトを紹介しておきましょう。国別の感染者数、死亡者数、回復者数などが確認出来ます。時間的経過を表した折れ線グラフを見ることも可能。スマホの小さい画面だとちょっと扱うのに慣れが必要ですが、スマホでも閲覧可能となっております。
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
右下の折れ線グラフ(起点は1/20)、これは実数表示(Actual)よりも対数表示(Logarithmic)にした方が見やすいでしょう。これを見るに、中国内ではほぼ、拡散を抑え込んでいる感じでございます。逆に中国以外で増え始めているのは、各国で検査を始めたからでしょう。そこで気になるのが、韓国の異常な増加でございますね。
それに比べ、日本はあまり数字が増えていない。そもそも、日本は極端に「検査をやっていない」からでございます。そして今、その日本の「検査をしない姿勢」が良手であり、闇雲に検査をするのが悪手であるように見えてまいりました。ワタクシの見解を、ご説明いたしましょう。
まず、重要なのは、「陽性でも陰性でも、その後の治療方法は変わらない」ということ。特効薬が無いのですから、出来ることは普通の風邪や肺炎と同じ事しか出来ない。そうやって免疫力を落とさないようにしながら自己回復を待つだけ。コロナだからといって特別な処置が有るわけではない。陽性・陰性の白黒を付けることに、ことさら重要な意味は今のところ無いのでございます。
ですから、「疑わしい人」は、とにかく「人に移さないようにして」、普通の治療を受ける、これが最善策でございます。政府が、「検査よりも重症化させないことを優先」し始めたのも、これが根拠でございます。検査のために人混みの中に出向く、あるいは病院側が検査のために人を割く、こういったことはマイナスにしかならないということ。政府の賢明な判断だと思いますよ。
政府はハッキリと、「検査はしない、検査は無駄」と根拠を示して言い切るべきでございます。まぁ、誰も責任を取りたくないので、言い出しっぺが現れないのでしょうねぇ。巷に「検査の遅い無能政府」という揶揄が飛び交っているのも、残念な話でございます。
そして、今後、一番怖いのは、医療の現場が飽和してしまうこと。中国の死者がとりわけ多いのも、それが原因でございます。適切な治療を受ければ、大多数が完治する病気でございます。その適切な治療さえも出来ない状態になることだけは、避けなければならない。闇雲に検査して患者数を増やしている韓国は、ちょいと危ない感じでございます。
検査して「陽性」になれば、病院は受け入れざるを得なくなる。そうやって軽症の患者を多く抱えてしまうと、重症化した人に十分な対応が出来なくなる。この悪循環に入らないためにも、検査の窓口をかなり絞り込んでいる日本のやり方には、正当性が見えてきたのでございます。
日本人の中に根強い「マスク万能主義」ですが、そのマスクの効用をメディアなどが正しく伝え始めております。まず、「マスクは防止にはほとんど効果がない」のと同時に「自分の飛沫を押さえるためには必須」であること。そして、咳を手で受け止めることを全否定。これは、手を起点とする接触感染の方が、感染経路としては多いからでございます。こういった啓発的な報道、これが今までとは大きく変わったのでございます。
あと、マスクは感染防止のためでは無く自らの飛沫を受け止めるだけですので、「別にマスクでなくても良い」のでございます(これ重要)。これを各メディアはもっと、報道すべきですよね。タオルでもマフラーでもバンダナでも大丈夫。マスク不足で大騒ぎとか、マスクごときに高値がつくとか、もうね、見てらんない。
最後にもうひとつ。こういう時に出てくるのが、デマ。イタズラも有れば、科学的根拠の無いことを思い込みで言っちゃう人とか、自己顕示欲で少し盛って話しちゃう人とか必ず出てくる。こういうのを政府は放置しちゃってる。この流言飛語に関する危機管理に関しては、もうね、無能政府と呼ばざるを得ない。