店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
コロナウイルスが、世界中で問題となっております。厚生労働省や日本政府が、やや後手の対応になっているかなとは思いますが、パニックや風評被害なんて別の意味の二次災害も想定されますので、あまり責められないところでございます。
そもそも、「マスクで防ごう」と考えてる人が圧倒的に多い。これは、無意識に空気感染を想定しているのでしょうね。でも、もし空気感染だったら、マスクごときでは防げません。飛沫感染というのは、咳をした人の「飛沫(しぶき)」に含まれるウィルスが、第三者の「粘膜」に付着すると、感染する。この仕組みをもっと告知すべきだと思うのでございます。
ここで見落としがちなのが、ウィルスの飛沫が付いた所を触ってしまい、その手をうっかり目や口や鼻に持って来て感染してしまうということ。紙をめくるときに指を舐める、目を擦ってしまう、そんな時、もし指先にウィルスが付いていると、感染してしまうのでございます。「予防には手を洗え」とよく言われるのは、これが理由でございます。そしてもちろん、咳をしている人は、マスク必須なのでございます。
死亡率は、意外に低い。これ重要。元々健康だった人は、感染しても重症化せず、ほとんど完治してる。亡くなられた方の8割は老人、そして免疫力が低い人。ですから、感染がすぐ死に直結するというわけではないし、逆に老人にはそれなりのケアが必要。若くて健康な人は、必要以上に慌てるなということですね。
ただし、感染力は非常に強い。これは、「潜伏期が最大2週間」と長く、かつ、「発症前でもウィルスをばらまいてしまう」という悪魔の様な症状だからでしょうね。「いかにも」な人に出会っていなくても、知らず知らず感染している可能性も有る。厄介なウィルスでございます。症状が出ていなくても、「人にうつさないようにするエチケット」を、もっと告知して欲しいですよね。
そして、しぶきとして飛んだウィルスも、人の体から出ると数時間しか生きていられない。これは、ぜひ、もっともっと告知して頂きたい事でございます。つまり、感染者が「過去に訪れた場所」を避けるというのは、全くの無意味。でも、具体的なホテルの名前や地名が告知されると、それを避ける人が必ず大勢出てくる。
政府が感染者の動向を今ひとつ公に出来ないのは、これが原因でございます。風評被害に発展するからでございます。感染者の動向が発表されたとして、その感染者の動向と「接点」が有った人だけ、注意をすればいいのでございます。接点が全く無かった人は、その感染者が訪れた場所をことさら避ける必要は、全く無いのでございます。