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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2019-11-08 【あの声を聞きたくて、わざわざ選ぶことも】

ちょっと前にiPhoneを最新の11に買い換え、ついでにApple Watchを購入したことで、今、はやりのキャッシュレスというのをいろいろ試しております。ただ、気の小さい薫さん、クレジットカードや銀行口座からダイレクトに引き落とされるというのはチョイト恐い。そこで、「チャージ方式」のキャッシュレスに興味津々でございます。

決済したときの「音」が一番かわいいのは、「PayPay」でございます。「ペィペィ」とかわいい声が鳴りますので、レジの前で自分も「ぺいぺい!」と叫んでしまうのでございます。コンビニの店員さん、内心、さぞ気味悪がっていることでございましょう(笑)。

「PayPay」の他には「ファミペイ」「Suica」とお試しでございます。ファミリーマートで使うのなら、クーポンやポイントも同時に処理できる「ファミペイ」が便利。ただ、「買い物はファミリーマートしか行かない」というのならそれでいいのですが、そんなわけにいきません。

「ファミペイ」もそうですが、キャッシュレス決済をスマホで行うとなると、どうしてもスマホをバッグから取り出し、アプリを立ち上げておくみたいな手間がかかるのでございます。となると、俄然、Apple Watchが便利に見えてくる。ファミマでしか使えずApple Watchにも対応していない「ファミペイ」は、使う機会が非常に限られてくるのでございます。

「Suica」というのは、ご存じ関東圏の交通系ICカードでございます。実は、Apple Watchが対応している「交通系ICカード」は、Suicaだけ。じゃぁ、関東圏の人しか使えないのかと思いきや、そんな事はございません。ネットから「モバイルSuica」を取得すれば、日本中誰でも「Suica」で決済が出来るのでございます。

iPhoneに「FeliCa」という通信方式を採用した時からアップルは画策していたのかも知れませんが、実は、Apple WatchとSuicaの組み合わせ、これが最高の便利さなのでございます。PayPayの場合はバーコードを画面に表示させる必要がある。しかし、Suicaの場合は、店員に「スイカで」と言ってレジの読み取り機に手をかざすだけ。アプリ立ち上げとか必要ないのでございます。

コンビニへ買い物に行くだけなら、完全な「手ぶら」で行けるのでございます。帰りはコンビニ袋を下げて戻って来るだけ。もうね、2つ以上荷物を持つと必ず何かを忘れてくる薫さんの場合、これは実にラクチンなのでございます。ただ、この場合、ある問題が発生するのでございます。

決済はApple Watchで出来ますが、店舗ごとの「ポイント」を獲得するためには、やはりその店舗のカードを差し出す必要がある。Tカードとかポンタカードとかですよね。しか~し、このポイントのためにバッグからお財布を出すとか、あるいはカードだけ持ち歩くとか、そんなことをしたら本末転倒。そこで、ワタクシは、こう考えるのでございます。

 「ポイント、いらね」

Apple Watchによるキャッシュレス決済のお手軽さを最優先するために、ポイントは完全無視でございます。まさに、トレードオフの考え方。すると、まぁ何と言うことでしょう、日々繰り返す「購入」という作業が、この上なくシンプルになるのでございます。

「この店舗ではこのカードを出して」とか「クーポンが有ったから、これよりもこっちの商品を買っておこう」とか全く考えなくなる。いや、考える必要がない。その日必要な物をレジに運び、左手を差し出すだけ。何かしらの「束縛」から解放された感がございます。と言うか、これまでは、自分で自分を「ポイントの呪縛」で縛っていたのかもしれません。

キャッシュレス決済を初めて、つくづく残念に思うのは、交通系ICカードの氾濫でございます。今でこそ相互利用が可能になっておりますが、それが実現するまでにエライ時間がかかっております。こんなことなら、最初からSuicaで統一するという方針で各地方のシステムを作れなかったのでしょうか? やはり、黎明期に乱立を放置してしまったことが、今の今まで祟っているように見えるのでございます。

まぁ、日本という国は、電力に二つの周波数(50Hz、60Hz)が存在する国。電化の黎明期に統一できなかった事が、100年以上経った今に祟っております。「乱立させてしまう」というのは、日本の国民性なのでしょうか? 今現在の、キャッシュレス決済方式の乱立を見てますと、そんな風に思えてまいります。ペイ、ペイ!


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