店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
ほぼ毎日、コンビニへ中京スポーツを買いに行っております。こんにち、これ程までにバーコードが普及しているにもかかわらず、新聞だけはバーコードが無く、外国人の店員さんがレジ操作を非常に戸惑っているというお話を以前いたしました。
最近、新聞にもバーコードが記載され始めております。中日・毎日・読売といった大手にはバーコードがございますが、中京スポーツにはまだ付いておりません。過渡期とは言え、コンビニの店員さんの戸惑いはかなり減っているはずでございます。
一方、タバコの番号の統一は、まだまだ遠い未来の様でございます。朝鮮半島の統一とタバコの番号の統一、どちらが速いでしょうねぇ(笑)? 最近、ネットのニュースでもこの件が話題になっておりました。記者が各コンビニ本部へ取材をしたところ、「各店舗で置いてある銘柄や売れ筋が違うので一概には難しい」という返答だそうでございます。
まぁ、これは、コンビニ本部の「怠慢」以外の何ものでもございません。統一するのは簡単なこと。ただ、新製品などの対応で細かいメンテナンスが必要。それが面倒くさいのでございましょう。「面倒くさいことは全て加盟店の負担に」ということなのでしょう。
では、流通を遡っていきましょう。コンビニの上にあるのは販売元のJT(日本たばこ産業株式会社)でございます。そもそも、ここが銘柄ひとつひとつに通し番号をつけ、パッケージに最初から印刷しておけばいいのでございます。国産のタバコに通し番号がつくだけでも、十分に分かりやすくなる。昨今の嫌煙風潮に、「タバコを売りやすくするシステム」の導入は難しいのでしょうか?
さらに、もうひとつ遡りましょうか。JTを所管する行政とくれば、財務省でございます。ただここは、どうも暇そうにしている(失礼)消費者庁に一肌脱いでもらいましょう。こういうの、現場でグダグダ行っていてもなかなか進まないものでございます。そこで有効なのが「お上の鶴のひと声」でございます。
消費者庁がさっさと業界に指導しちゃえばいいのにね。JTもコンビニ各社も、どこも「言い出しっぺ」になりたくないのは当然。誰も言い出さないまま、仕様が乱立してしまう。キャッシュレスや交通系カードにも言えますが、最近の日本の悪い癖でございます。
「仕様を統一」ってのは、その黎明期が重要なのですよね。コンピュータの黎明期に業界を席巻したIBMの仕様が、今ではコンピュータのスタンダードとなっている。インスタントラーメンの黎明期に安藤百福が協会を作って乱立する製造方法を統一したため、今のインスタント業界の繁栄がある。
乱立したままある程度普及してしまうと、そこから統一するってのは至難の業になるのでございます。キャッシュレスや顔認証なんかで中国があっさり事を進めていられるのは、その黎明期に国家権力で仕様を決めてしまっているから。こういうのを考えると、民主主義ってのはもどかしいなぁと思う訳でございます。