店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
昨日、最後の方で年金のお話をチョコットいたしましたが、それに関して少し補足したくなったのでございます。「年金払うのもったいない」と言う人を否定するような言い方をしておりましたが、そう言えば、ワタクシも20代前半のころは、思いっきりそういった発言をしておりました(ペコリ)。
若い頃は収入が少ないですからね。そして、ワタクシの若い頃から、すでに「年金は破綻する」ってぇ話は十分出ていたのでございます。ですから、なおさら、払いたくない。社会保険事務所に「収入が少ないので無理!」と言いまして、長いこと免除の申請をしておりました(実際に、奨学金の返済とかもしてましたからね)。
そんな前から「破綻する」って言われてたんですから、今さら「生活できるだけの年金を支払え!」ってデモをやっている人達ってのは、ワタクシからするとちょっと不思議でございます。だって、年金がそんな左うちわ出来るほどに支給されるものでは無いことは、とうの昔から自明だったからでございます。
年金2,000万円の騒ぎのときにもデモが起こりましたが、あの手のデモでワタクシがいつも感じるのが、「尻馬感」でございます。内容を吟味せず、問題の上っ面だけに食いついて「参加することに意義が有る」とデモをパレードか何かと勘違いしているヤカラがいっぱい。堀江貴文氏も、そんなところにカチンと来たのでしょうねぇ。
年金に関して、ここ30年での大きな変化と言えば、電子データ化でございます。戸籍の方も、ほぼ電子データ化しておりますしね。この二つがデータ化すれば、後はコンピュータで高速処理! と行かないのが現実でございます。お役所が別々だからですよね。あ~あ、ほんと、お役所仕事とはよく言ったものでございます。
ここで、強力な助っ人となるのが、国民に張り付けられた背番号、そう、「マイナンバー」でございます。コンピュータで処理するならば、個人を特定する「通し番号」は絶対必要。でも、このマイナンバー、ご存じの通り、実現までに散々反対されたのでございます。
おかしいでしょ。「年金の管理をしっかりやれ!」と言いつつ、その処理を円滑にするためのマイナンバーに関しては、「国民に背番号なんて、反対!」という意見が立つ。そして、この二つの意見を、同じ人が主張していたりもする。あぁ、矛盾、矛盾、矛盾。
今の若い人たちにとっては、年金の掛け金ってのは微妙でしょうねぇ。ただ、ひとつ言っておきたいのは、年金の掛け金で集まったお金は、「運用」されております。つまり、比較的リスクの少ない方法で増やしているのでございます。だから、この少子化の流れの中でも、何とか成立している。まあ、もうちょっと荒稼ぎする運用の方法も有るのでしょうが、リスクを考えてるんでしょうね。