店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
当店には、ドアホンが二つございます。と言って、ピンと来る方もそうでない方もいらっしゃるでしょう。一つは、ビル内のお店の玄関のドアホン。そしてもうひとつは、ビルの入り口にあるオートロックの操作盤でございます。
ごく一般的なオートロックのセキュリティですと、ビルの入り口でお店を呼び出してビルの入り口を開けてもらい、お店の玄関で再びドアホンを押すという2段階の操作が必要でございます。ところがですねぇ、当店が入っているビル、朝の6時から夜20時までは、セキュリティがかかっておりません。その時間帯は、ビルの入り口でボタン操作をすること無く、ビル内に入ってこられるのでございます。
この一時的に解放されているセキュリティのため、いろいろな事が起こるのでございます。まず、昼間しか来店されてなかった人が、たまたま夜に来店され、「あれ? ドアが開かない」と困惑した様子で電話をされるパターン。あるいはその逆で、昼間、セキュリティが解放されていることを知らず、律儀にビルの入り口でお店を呼び出されるパターンとかございます。
で、ビルの入り口でボタン操作をされた場合と、いきなりお店の玄関のドアホンを押された場合とでは、お店の対応の仕方が少し違うのでございますよね。「ビルの入り口」でセキュリティ操作されますと、お客様が上がって来るのが分かりますから、お店は玄関のドアを開けて待つ。お客様はエレベータから降りるやいなや、お店の中までスルスル~とスムーズに入れるのでございます。
ビルの入り口の操作をせず、いきなり「お店のドアホン」を押された場合、この場合はワタクシが玄関まで出迎えに行くことになります。当然、タイムラグが生じるのでございます。何かの作業中だったりすると、そのタイムラグはさらに大きくなり、お客様は廊下でお店のドアが開くのを待つ形になるのでございます。
お店の玄関に入る瞬間って、どのお客様もドキドキされると思うのでございます。お店に関係無い人と遭遇するかも知れませんから、あまり廊下に長く居たくありませんよね。そこで、一案! そういう方は、昼間のすんなり上がってこられる時間帯でも、あえてビルの入り口でボタン操作をするのでございます。
そうしますと、先ほど申し上げた様にお店のドアを開けてお待ちしておりますので、エレベータを降りるやいなや、走り込む様にお店の中に入れるのでございます。お店の入り口で目立ちたくないと思われている恥ずかしがり屋さんの貴方、お試しあれ!
当店に初めていらっしゃるお客様には、昼間の時間帯であってもビル入り口のセキュリティ操作をやってもらっております。昼間にいらっしゃったお客様が、次回、夜いらっしゃったときに戸惑わせない様にという配慮でございます。まぁ、「まだ押してないけど開いちゃったよ」なんて言われる場合もありまして、そんなときは「そのままどうぞ」とお答えしたりしております。