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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2019-01-28 【ちょっといびつな日本の芸能界】

大相撲初場所は、みごと関脇の玉鷲関が優勝いたしました。普段からあまり目立たない、言葉変えればパッとしない関取ではございましたが、その風ぼうに反してなかなかの実力者、いつも番付の上位に位置しておりました。

その玉鷲関、千秋楽での対戦で勝てば優勝という星数になっておりました。偶然にも玉鷲関の奥さん、その千秋楽の朝に、第二子を出産しております。予定日を直前に迎えての初場所、玉鷲関もこの初場所は、気が気ではなかったでしょうねぇ。

さて、その優勝を決める千秋楽の対戦相手は、遠藤関。当然、遠藤関もその出産を耳にしていたと思われますよね。遠藤関はその時点で、10勝4敗の十分な成績。遠藤関、ご祝儀代わりに人情相撲をしちゃったかなぁ。真相は、本人のみぞ知る、でございますね。

その大相撲千秋楽の佳境に入ったころの時間帯、NHKの相撲中継に臨時ニュースのテロップが流されたのでございます。「嵐」の活動停止のニュースでございました。相撲の行方に集中しておりましたから、「ほんと、何も、このタイミングで流さなくても」って思うようなタイミング。NHKの芸能事務所への忖度でしょうか(笑)。

あの事務所は非常に力が強く、製作現場にもいろいろ注文を付けるそうでございます。それでいて、不祥事が発生しても絶対に事務所関係者が表に出てくることはない。SMAP 解散劇での公開処刑。山口達也不祥事で TOKIO 潔白メンバーの謝罪会見。「事務所は何の為にあるんだ!」と思ってしまう事件が続いたのでございます。

あの事務所だけではないのですが、日本の芸能界は、製作現場が事務所へ忖度するということが多いようでございます。その結果、「事務所が売り出したい人」がテレビ・映画で多く出演するということになる。実力主義ではなく、事務所の力関係なのでございます。

まぁ、熟練脇役陣で固めることでドラマ・映画は体裁が保ててはおりますが、制作側もこんな不自然な流れに閉口していたのかも知れませんよね。その現れが、今放送中のNHK朝ドラ『まんぷく』だと思いますよ。

ここ数年、明らかに、事務所押し女優がヒロインとして採用されている感がございました。そして、ドラマの評判はあまり良くなかった。撮影が手間取り、脚本変更やスケジュール調整とかで、中盤以降、現場も出演者も混乱、ギリギリになるのでしょうね。それでドラマが迷走、不評につながるのかと...

決して美人ではないけれど(失礼)受賞歴の多いベテラン女優「安藤サクラ」。NHKがそんな彼女を起用したのは、現場が疲弊するようなそれまでのドラマ作りの雰囲気から脱却したいという思いの表れのような気がいたします。また、そういった実力のある人がもっと優遇されるべきだとも思うのでございます。

SMAPに続き、嵐の休止宣言、そしてタッキーこと滝沢秀明も引退を発表しております。忖度で押し上げられ、そしていざとなれば逆風を最前面で受ける立場に立たされる。そんな歪(いびつ)なポジションに、当のアイドル自身も疲れているのかもしれません。一度、身を軽くしてから、第二の人生を充実でよろしいのではないですか? では、では。


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