店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
まずは、外人のお客様。当店は、日本語が通じれば、外国人のお客様も入場していただいております。ところが、本日いらっしゃったお客様は、どうも、日本語が通じない。ワタクシのカタコト英語で話しかけますが、それもどうも通じない。どうやら、その外人の方も、英語はカタコトの様でございます。
ですから、お互いが共通に知っている単語が登場すると、その時だけ意志の疎通が出来るという状態。お店の近くにいらっしゃるのは間違いないのですが、いくら説明してもなかなかお店の方へ近づいて来られない。小一時間、何度も電話を頂ながら、ほうほうの体で辿り着いたのでございます。
外人の方は、日本の風俗店のシステムを理解していらっしゃらない場合が多いのでございます。言葉が何とか通じれば説明することも出来るのですが、通じない方だとコンパニオンとのトラブルが恐いのですよね。それで、言葉が通じるかどうかで線引きをさせていただいております。
さて、言葉で苦労した本日の営業でしたが、営業終了後、コンビニへ行きまして、これまた言葉でひと騒動でございます。中スポを買ったついでに、夜食代わりに売れ残りのファーストフードでも買いましょうかと、「揚げ鶏をひとつ」と店員に言ったのでございます。
その店員、名札には中国名らしき文字が。そして、「研修中」と書き添えてございます。どうも、ワタクシの発した「揚げ鶏」が通じていない様子。ファーストフードの棚の裏側から、「コレ?」と商品のひとつを指さす。
ワタクシ、ファーストフードの棚のガラス越しに、「違う、違う」と返事。すると、ガラスの向こうで別の商品を指し、「コレ?」と聞いてくる研修中。再び「違う」と答えるワタクシ。こんなやり取りが4回ほど繰り返されて、やっと揚げ鶏に行き着いたのでございます。
そんな様子を見ていた先輩店員、おもむろに近づいて来まして、研修中をいそいそと手伝い始めたのでございます。ところが、どこでどう意志の疎通が働いたのか、その先輩、棚の中のファーストフードを次から次へと紙袋に入れ始めたではございませんか!
どうやら、「コレ」「違う」というやり取りが有った商品全てを紙袋に入れてレジへ積み上げております。レジに立つ研修中、その積み上がったファーストフードをひとつずつ確認しながらのレジ打ち。ワタクシの前には、4種類のファーストフードの入ったコンビニ袋が置かれたのでございます。
「オイオイ、さっきの『これ?、違う』のやり取りは何だったんだ!」とは、ワタクシの心の声。でも、日々の単調な繰り返しの毎日に慣れきってますと、こんなハプニングで味わう非日常が、なにかしら嬉しく感じてくるのでございます。まるで福袋を購入したような気分で、ワタクシ、そのファーストフードの代金を払って帰ってまいりました。