店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
先日見たテレビの情報バラエティ番組で、あるヌーディスト専用ホテルの顛末を紹介しておりました。イギリスにあるそのホテルは、客をヌーディスト(裸体主義者)に限定していたために客足が伸びず、経営が行き詰まっていたそうでございます。そこで、あるコンサルタントが提案したのは、「裸になるのは、スパ(浴室)と庭だけに限定してはどうか」という案でございます。
そのホテル、他にもいろいろ問題がございまして、そのコンサルタントの助言により経営はV字回復したそうでございます。ここでワタクシが気になったのはですね、「浴室と庭だけ裸」って日本の露天風呂と同じじゃんってこと。イギリスのヌーディストは、日本に来たらさぞかし天国でしょうねぇ(笑)。そういえば、「はだか天国」なんてのが売り文句のホテルもございましたねぇ。
お話変わって、最近話題の「フレディ・マーキュリー」ですが、彼はゾロアスター教という一風変わった宗教の教徒だったそうでございます。この宗教、善の神様と悪の神様が多数存在するという宗教。貧乏神やトイレの神様までいる日本の八百万の神の考え方と似ているのでございます。
ご存じの通り、キリスト教は一神教。複数の神様が存在してはいけないのでございます。キリスト教の環境下では、ゾロアスター教徒であることは公言しにくかったでしょうねぇ。彼がゲイであることも合わせて、社会からの隔離感が彼の音楽性に何かしらの影響を与えたような気がいたします。
日本は、「神様何でも来い」の国。だから、神仏混淆当たり前、クリスマスもハロウィーンもどんと来い。そんな考え方ですから、他の宗教に対して大変寛容でございます。ところが、キリスト教ってのは、実に傲慢な一面が有るのでございますよね。
イスラム系のテロがフランスで発生し始めたのは、フランスの新聞社がコーランをバカにする風刺漫画を何度も載せていたから。日本の感覚ですと、他の宗教の経典をバカにするってのは失礼極まりない行為。でも、キリスト教はそれをやっちゃうのですよね。一神教というのは、排他的なのでございます。
クリスマスケーキを食べ、その数日後には初詣に行き、困った時には神様仏様と拝み倒す(笑)。日本のそんな宗教観を「節操がない」と言われることもございます。でもね、そんな宗教観だからこそ、今、「世界で最も信用されている国」「世界で最も安全な国」と評価されているのかも知れませんよ。