«前の日記(2018-10-26) 最新 次の日記(2018-10-30)» 編集

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

2008|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|10|12|
2015|01|03|12|
2016|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|

2018-10-27 【なぜ、気づかなかったかなぁ】

本日の主役は、これ。

ハローキティの万年カレンダーでございます。ネットで来年のカレンダーを物色してましたら、たまたまこれを見つけましてね、それでチョイト気になったのでございます。何が気になったかと申しますと、この部分でございます。

この部分に、サイコロ状のパーツが置いてございますでしょ。このサイコロの置き方で、万年カレンダーを実現しているわけでございます。「月」と「週」のサイコロは、まぁ簡単にどうしてるか分かりますよね。サイコロの6面に一つないし二つの項目を記入して、置くと下半分が隠れるようになってる。

「おやっ?」とワタクシが思ったのは、「日付」のサイコロふたつ。ネットの記載を見ても、付属品はこれだけのようでございます。二つのサイコロで「1日~31日」を表示している。となると、その「仕組み」を猛然と知りたくなったわけでございます。解析、スタート!

まず、「10日~19日」を表示させるためには、「1」が両方のサイコロに有る必要がございます。片方にしか無かったら、もう片方のサイコロは6面しか有りませんので、1の位の数字が足りなくなるからでございます。両方に「1」が有り、残りの数字を二つのサイコロに分散させているのでしょう。

同じ理由で、「20日~29日」を表示させるためには、「2」が両方のサイコロの有る必要がございます。そしてもうひとつ、「30日」を表示させるためには、「3」と「0」が両方のサイコロに振り分けられている必要がある。すると、こんな感じになるのでございます。

サイコロ1「1、2、3、X、X、X」
 サイコロ2「1、2、0、X、X、X」
 (Xには4~9が入る)

4~9の数字は、どちらのサイコロにどんな風に振り分けられていても良いわけでございます。これで万年カレンダー完成! と、思いきや、あることに気がついたのでございます。「1日~9日」をどうやって表現する?

「1日〜9日」を「01、02...09」と表現するのなら、先ほどの理屈で「0」が両方のサイコロに存在する必要がございます。しかし、もうサイコロの面は残っておりません。上の例で言いますと、「サイコロ2」に同居する「X」は「0」と同時に表示出来ないことになるのでございます。

ならば、1ヶ月の内、3日間だけ、サイコロひとつで表現するのか? しかし、これはあまりにも美しくない。万年カレンダーとは呼びがたい代物。でも、理論的に、すでにもうひとつの「0」を記載するスペースは無い。謎は深まるばかりでございます。

もうね、この謎を解く方法はたったひとつ。実機を発注!でございます。さっさと注文しちゃいましたよ。ネットで注文。あっさり2日後にはワタクシの手元に届いておりました。さぁ、謎を解明!とばかりに箱を開けようとしましたら、その解答は、あっさり箱の外側に書いてあったのでございます。

もうね、どうしてこれに気がつかなかった?! ちょっとした自己嫌悪でございます。もう少し、粘って考えれば分かったこと。「6」も「9」も1の位にしか登場いたしません。ですから、この二つの数字は「掛け持ち」が出来たのでございます。そして、その空いたスペースには「0」を入れられる。こんな感じでございます。

サイコロ1「0、1、2、3、4、5」
 サイコロ2「0、1、2、6、7、8」
 (3~9の数字の位置は任意)

この配置で「01日~31日」まで表現出来るはずでございます。では、さっそく、実際の商品を確認してみましょう。

予想通り、

サイコロ1「0、1、2、3、4、5」
 サイコロ2「0、1、2、6、7、8」

になっておりました。これで、万年カレンダー完成!でございます。今回の反省点としては、「3と0の振り分けが必要」と気づいた時点でうかれてしまい(笑)、「0が両方のサイコロに必要」という可能性を無視して思考停止してしまったことでございます。う~ん、カラクリを知ってしまうと、ちょっと悔しいのでございます。


最後に、この万年カレンダーの販売ページをご紹介しておきましょう。二つのサイコロを組み合わせて日にちを作るという作業、小さなお子様の知育によろしいかも。月と曜日が英語になってますので、英語の勉強にもなるかと。お子様の誕生日プレゼント、クリスマスプレゼントにはいかがでしょうか。あ、別に、サンリオの回し者じゃないですよ、念のため。

ハローキティ・ジオラマ万年カレンダー

https://shop.sanrio.co.jp/products/detail.php?product_id=57538

«前の日記(2018-10-26) 最新 次の日記(2018-10-30)» 編集