店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
安倍さんと石破さんが、戦っております。総裁選のことでございます。安倍さんのことを「独裁だ」なんていう意見もございますが、歴史上の多くの独裁国家の暴挙と比較したら、安倍政権の独裁なんて、まだまだお花畑なのでございます。
ただね、時として、「独裁」であって欲しいと思う場合がございます。災害時でございます。もうね、日本って国はこれだけ災害が多いのに、毎回、毎回、指揮系統が統一しない。国が指示を出すのか、自治体が出すのか、自衛隊は出るのか出ないのか? 災害が広域であればあるほど、各地域がバラバラに指示を出して、対策が後手後手になるのでございます。
一番顕著だったのが、2011年の東日本大震災。目前の出来事の対処に追われて浮き足立つ日本政府に業を煮やし、アメリカ軍がやや強引に「トモダチ作戦」を実行しておりました。何を現場に任せるか? トップは何を真っ先に決定すべきか? そういった「決定」と「下駄を預ける」こととのメリハリが、日本政府には全くなかったのでございます。
そこでね、石破氏が論点としていた「防災省の創設」ってのが、ちょっと気になるのでございます。災害の多い日本、災害専門の機関は当然あるべきでございます。ただね、やはり問題となるのが「決定権」。時間的余裕の無い災害時、やや独裁とも言えるほどの決定権がなければ、防災省(仮)を作ってもただお役所が一つ増えるだけでございます。
時として、自衛隊にまで指示を出さなければならなくなる防災相(仮)、ということを考えますと、防災省(仮)ってのは総理大臣直轄の組織である必要がございます。つまり、災害対策ってのは、テロ対策と同じレベルで動ける組織でなければ機能しないということでございます。災害に備える、災害に対処するというのは、もはや戦闘状態に等しいと言っても過言ではないでしょう(過言かな?)。
もはや「省」というよりは、「チーム」でございますね。災害対策そして災害対処の専門チームでございます。必要で有れば、自衛隊の派遣も即決出来る、というのが理想ですが、自衛隊まで動かせるとなると、実現は難しいかも。自衛隊のあり方に関して、ピリピリしている時期でございますからね。