店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
ただ、その新人さんが他のお店の経験者だったりすると、ワタクシは非常に楽なのでございます。特に、当店と似たシステムのお店を経験していると、接客の流れなどは手取り足取り指導する必要がない。当店だけのローカルルールだけを説明すれば、すんなりとお仕事に入っていけたりいたします。
ワタクシは、東京の「元祖ニューハーフクラブ」で風俗デビューしておりますので、そこで身についたシステムが自分にとっては一番シックリくるのでございます。ということで、当店も、その元祖さん(以下、敬称略)のシステムを、ほぼ、真似て、いや、真似させていただいております。
ワタクシと同じように、元祖を経験した嬢がその後自分で店を出したりすると、その元祖のシステムを踏襲することが多いようでございます。関東地方のニューハーフヘルス業界では、元祖がほぼ寡占独占していた時期がございました。その時代に一財産残したヘルス嬢がその後独立し、同じようなシステムのお店が乱立、なんてこともございました。
さて、当店も元祖のシステムを踏襲しているとは言え、名古屋という独特の土地柄、難しい部分がございます。関東・関西は一見客の割合が多いのですが、名古屋は逆。圧倒的に常連客の割合が多いのでございます。これは、接客する方は、ちょいと大変。お客さまが遊び慣れている分、遊びのレベルが高いのでございます。
当店には、この業界にソコソコ長くいるベテラン嬢が何人かおりますが、そういった嬢にもそれなりに需要が有り、コンスタントに選ばれております。その様なベテランならではの接客を好まれるお客さまがいらっしゃるということですよね。若さ、美しさが必ずしも最優先とならないところに、名古屋での売り出しの難しさがあるのでございます。
また、ここ最近は、お客さまが慎重になっているような気がいたします。新人さんが入店しても、お客さまが様子を見ている期間がございます。じっくり検討し、納得してからやっとその新人さんに入ってみるという方が多いのでございます。最初の数週間から1ヶ月ほどの期間、新人さんにとってはジリジリとした時間が流れていくのでございます。
これは、この業界全体が玉石混交になっているからでしょうねぇ。もちろん、「玉」にも「石」にもそれぞれ需要があるのですが、玉なのか石なのかを分かった上で、納得して入りたいということなのでしょう。慎重な遊び方になるのは、無借金経営の多い名古屋の土地柄が影響しているのでしょうか?
慎重にならざるを得ないのは、また別に理由がございます。画像修正と在籍詐欺。まぁ、この二つはいにしえの昔から風俗業界では当たり前でございましたが、マニアックなお客さまが多かったニューハーフ業界では、この二つをあまりやってこなかったという歴史がございます。
ここ10年くらい前からでしょうか、ニューハーフ業界にも、新興のお店を起点にこの二つの因襲が浸透し始めたのでございます。そして、今、ホームページのアクセスなどを見ますと、出勤状況やプロフィールページへの感心がどんどん低くなっているの気がつくのでございます。ハナから、お店がアナウンスしている出勤や画像を、信用していないのでしょうね。
で、アクセスが集中しているのが、写メ日記。女の人の風俗業界でも同じ事を聞きますが、今やお客さまが信用しているのは、嬢自身がアップしている写メ日記なのでしょう。ただ、これも、女の子のお店では、プログラムによる自動投稿の日記がそこいらに見受けられる。あ~あ、世知辛い世の中になっちゃったねぇ...