店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
一日中、大激震の日でございました。早朝は、また、福島沖で激震。5年前の教訓もあり、死亡者はゼロとのこと。ほんと、良かったのでございます。思い返せば、5年前の大震災のときも、地震から津波襲来までに、45分という「猶予」がございました。その45分間を有意義に使っていれば、前回の死者数は、二桁、いや三桁くらい少なく出来たかも。まぁ、今回は大事に至らなくて、良かったのでございます。
もうひとつの激震は、またまた、あのトランプ氏。トランプの話をこの欄でするのはウンザリなのでございますが、ここは日本の将来のため、今、思っていることを吐露するのでございます(ちょっと、大げさだったかな)。
まずね、トランプ氏を単なる人種差別主義の暴言家としている評論、そういったものを書いている人は猛省でございます。彼は優秀なビジネスマン。そして成功者でございます。そこを重要視しなければだめ。うかうかしていると、日本は足をすくわれるのでございます。
「売手市場」「買手市場」なんて言葉が有るように、ビジネスの世界ではどちらが「主導権」を握るかが重要。まだ大統領に就任もしていないのに、早々とTPP関連の法案を通してしまった日本は、大ばか者なのでございます。なぜに手の内を見せる。もはや、主導権を失っているのでございます。
ビジネスの世界で、時々、日本が欧米相手にやらかす失敗は、日本側の「性善説的契約」。「こんなことは常識的にやらないだろう」と考えて契約書で細部まできっちりと詰めておかない。細かいことを言うのは、相手に対する不信感であり失礼、そう日本人は考えちゃうのでございます。
ところが、欧米では、電話帳ほどもある契約書が交わされることもあるとのこと。それくらい、細かい部分まできっちりと文書で詰めておくのでございます。狩猟民族の本能でございましょうかねぇ。契約で交わされていることは「確約」。でも、契約書にない事項に関しては、何が起きてもおかしくないのでございます。
そこで、トランプ氏の本日の激震映像。世界中に、その激震が走ったのでございます。でも、あれは、「確約」ではない。ただの映像。ビジネス的には何の効力も無い。ブラフかもしれない。そんなもので日本が主導権を失っていたら、あとはアメリカの思う壺なのでございます。
もうね、日本はトランプのブラフに、いちいちヘラヘラと頭を下げるんじゃねぇ。知らんぷりしていろ! まだ、大統領でもない、ただのビジネスマンだ。早々と首相が会いに行くのは、大変結構。ビジネスは先手が大事。でも、常に「主導権」を意識してないとダメダメっつうか、逆に足下を見られることになる。