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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2016-10-23 【近松心中のチケットを買っておきながら、発熱で行けなかったのは一生の後悔】

昨日は田部井淳子さんのお話をしましたが、平幹二朗さんの急逝のニュースも飛び込んできました。蜷川幸雄さんも今年逝っちゃいましたし、昭和から平成の演劇界を支えた方々が、ポツリポツリといなくなるのは、寂しいですね。

ワタクシが30才くらいのころかな。名古屋のショーパブで働いていた頃のお話です。ショーパブの仕事は、夜10時から朝の5時まで。お休みは日曜日だけ。土曜日の仕事を終えると、睡眠も取らずに朝の新幹線で東京あるいは大阪へ。ミュージカルや舞台を見に行くのでございます(当時、いかに名古屋での公演が貧弱だったかということでもございます)。

昼から夜まで使っても、見られるのは1日に2本くらい。だから、(今では懐かしの)『ぴあ』誌を購入して、綿密に計画を立てるわけでございますね。時間調整でよく入ったのが、美術館。そして、夕方か夜に、新幹線で名古屋に戻ってくる。そんな観劇とんぼ返りを、月に1〜2回、やっておりました。

もっとも、蜷川幸雄さんや平幹二朗さんの舞台は、チケットが手に入らなかったり、ワタクシのスケジュールが合わなかったりして、観るのはかなり厳しかったというのも事実。ネットもなく、まだまだ名古屋と東京・大阪の物理的な距離が大きく感じられた時代でございました。

さて、最近のワタクシはと言いますと、お店に張りつき状態の日が続き、劇場に足を運んでの観劇とかは縁が遠くなってしまいました。舞台鑑賞は、老後の楽しみに取っておきましょうかねぇ。その時には、どんな演出家や役者さんが台頭しているのでございましょう。ボチボチ、ボチボチ、人生は、ボチボチでございます。


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