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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2016-08-20 【I am Daydream Believer】

オリンピック中継を、ボチボチ見ております。100mリレー、おめでとうございます。実はワタクシ、中学の頃に3ヶ月だけ陸上部におりました。なぜか陸上部の顧問から勧誘されたのでございます。しかし、「ナガス」という語の意味が分からず、常時全力疾走。その結果、両足首を痛めて、ワタクシの陸上選手生活は終わったのでございます(笑)。

日本のチームは、バトンパスが美しかったとの評判。身体能力で若干差を付けられていても、例えばバトンパスの妙で他チームより0.3秒稼いだとしたら、3回のバトンパスで1秒弱を稼げることになる。ここに、勝利への糸口が有ったのではないでしょうか。個人技ではかなわないが、連係プレーで立ち向かうところ、日本人っぽいのでございます。でも、他国もバトンパスを研究してくるでしょうから、これからまた大変かな。

新体操の選手、つま先立ちで歩いておりました。これは、今回初めて気がついて、新鮮でございました。この歩き方、ニューハーフ成り立ての新人さんにワタクシがするアドバイスと同じ。ハイヒールというのは、上手に履きこなすと実に優雅に見えて姿勢も良くなる。それを、素足で実践するわけでございます。

つま先で歩くことが重要なのではなく、「かかとに重心が来るのを防ぐ」というのが、主な目的でございます。かかとから着地する歩き方は、ドスン、ドスンと男らしい歩き方になってしまう。つま先から着地し、その際、膝とつま先が真っ直ぐに伸びている形ですと、美しく優雅で足音も柔らかくなる。さては、新体操のコーチ、ワタクシのアドバイスをパクりやがったなぁ。訴えてやる!

さて、次に興味を持ったのは「やり投げ」。やりが、どうして下向きに落ちていくのか、それが不思議でしかたがない。いや、「なぜ不思議なの?」と思われるかも知れませんが、あのやりは投げるときに回転を与えられている。回転する物にはジャイロ効果が働きますので、投げたときの上向きの角度を維持したまま落下していくと思ったのでございますが、現実はそうならない。

やり投げの軌跡は、アーチェリーの矢の様に、先端が重くて末端部に空気抵抗が有る場合の軌道。そこから推測するに、やりの重心がまん中ではないことが予想される。で、テレビの中継画面を凝視でございます。むむむ、発見。確かに、やりのグリップ部分は、わずかにまん中からずれている。ただ、それだけでジャイロ効果に打ち勝つほどの空気抵抗が得られるのか? そこで、困ったときのネット検索でございます。いやぁ、便利、便利。

検索しますと、少し重心が前方にあるのは間違いない様子。そして、空気抵抗でやりが下を向くというのも、書いてある。ん? ジャイロ効果の影響をほとんど受けていない? さすれば、あのやりは、質量のほとんどがグリップ部分に集中していて、それ以外の部分が非常に軽く出来ているというのか? あぁ、実物を触って、確かめたい、確かめたい、そんな衝動に駆られるのでございます。

いや、それよりも、ネット検索で、もっと興味深い事を知ったのでございます。やり投げという競技、やりを真っ直ぐに投げていると思いきや、少し右に傾けて投げているそうでございます。中継画面はいつも横から映すので分かりませんが、あのやり、実はナナメって飛んでいっているのでございます。

これは、ネット情報によりますと、回転するやりが側面から風を受けることにより、浮力が生じて飛距離が伸びるとのこと。野球のピッチャーが、ボールに縦回転を与えるのと同じ原理でございます。(親指・人差し指・中指を広げて顔に当て)「実におもしろい」。砲丸投げやハンマー投げは、ほぼ力任せの競技でございますが、やり投げは、空気力学を利用した「技術」先行型の競技だったのでございます。いやぁ、発見、発見。世界ふしぎ発見。

ワタクシって、変な子でしょ。オリンピックを見ていても、こんなことばっかり考えてるんですよ。で、画面の競技そっちのけで白昼夢に走ることもある。いやぁ、白昼夢ってのは楽しいですよ。テレビもDVDも何も使わずに、真っ昼間からドラマの視聴が出来るのですから。と、話が変な方向に脱線しそうなので、今日はこのくらいにしておきましょう。では、では。


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