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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2013-03-11 【備蓄だけが備えでは無いのでございます】

3月11日、この日は日本にとっては特別な日となってしまいましたね。追悼記念式典の関係でしょうか、各テレビ局は、それぞれ特別番組を編成して放送しておりましたが、もうね、どうしてこう日本のテレビ局、バカなんでしょうねぇ。同じ時間に同じような内容の番組を放送しても、全部見られるわけないでしょ。この様な全国規模の追悼番組でさえも、視聴率競争をしちゃう。ほんと、日本のテレビ局ってのは...プンプン。

2年前の3月11日にも、各テレビ局は視聴率競争をしておりました。各局が独自に取材ヘリを飛ばしておりましたので、被災地はヘリコプターだらけ。それらのヘリが何かしらの救助活動が出来るかというと、航空法に阻まれて、物資の投下やヘリポート以外への着陸などは出来ない。あの時ね、各放送局が協調して取材データや映像を共有し、被災状況や生存者のデータベースを作成するような動きがあったらなと思っておりました。

各地方で空を飛ぶ取材ヘリを最小限にすることが出来ますし、被災状況を効率よくデータとして集めることが出来るのでございます。2年前に感じたことですが、現地のインフラが壊滅すると、状況を知る目となり耳となるのは、マスコミの取材能力が頼りなのでございます。全マスコミが協調して即座に被災状況のデータベースを作っておけば、救援物資はもっと効率よく運べたかも知れませんし、被災者が家族の消息を尋ねて膨大なリストに目を通すために行列を作るなんてことも無かったかも知れません。

取材映像を共有するわけですから、局アナがいつもとは違うチャンネルに現れるなんてことも当然起こりうるわけでございます。こういうことがネックになるでしょうね。ですから、こういうことは平常時に取り決めておく必要があるのでございます。「備えあれば憂いなし」なんて言いますが、その備えは物質面だけでは無く、このような「段取り」的なことも備えておかなければならないと思うのでございます。

どうでしょう、各テレビ局の社長さん、こんな"緊急マニュアル"を事前に作製しておくというの、検討していただけないでしょうかねぇ。各放送局が、その垣根を越えて協力していたりすると、カッコイイと思うのですけどねぇ。


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