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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2011-04-22 【放射線よりも、怖いもの】78.0kg

・゚・(つД`)・゚・ スーちゃん、逝っちゃいましたね。唐突であり、本当に意外でございました。ご冥福をお祈りいたします。乳がんだったとのこと。もっとも、日本人の50%は一生のうちに何らかの癌にかかるという統計も出ておりますので、「癌」という病気は決して他人事ではないのでございます。この癌と、脳、心臓というのは、日本人の3大死因となっております。

さて、また原発の話題になってしまうのでございますが、原発の20km以内が立ち入り禁止になってしまいました。日本政府の対応にはイライラさせられることが多いのでございますが、どうしてこう、お役所的で融通が利かないのでございましょう。この規制にもかかわらず、頑として圏内にとどまっていらっしゃる方も有るようですが、そのような人も圏外へ排除する方針のようでございます。

ワタクシなどはこの圏内にとどまっている人たちを、「身をていして人体実験をしてくれている奇特な人たち」と思うのでございます。国はこの人たちを特に手厚く援助し、そして毎日データをもらいに行けばいい。というか、とりあえず戻りたい人は自己責任で戻ってもらい、その代わり、圏内にいる人の健康チョックを国が責任を持ってこまめに行うという方法は取れないものでしょうか。そこで、不謹慎ながらも大胆な発言をするのでございます。

「高齢者は原発のすぐ近くまで戻っても大丈夫」

ということでございます。というのも、放射線が人体に影響するのはDNAの部分でございます。DNAの損傷で生まれたがん細胞が、人間の免疫システムをかいくぐって残り、成長して癌になる、というのが放射線で人が死ぬプロセスでございます。このプロセスの潜伏期は10〜20年と言われております。つまり、高齢者は、放射線の影響が出る前に寿命の方が来てしまうのでございます(不謹慎なのは分かっております)。ですから、現在観測されている程度の放射線であれば、高齢者限定で戻ることには問題が無いように思えるのでございます。

でも、広島や長崎では、被爆直後に大勢の方が亡くなられております。また、東海村の臨界事故では、やはり二人の作業員が治療のかいもなく亡くなられております。こういった事例では、浴びた放射線が非常に強いため、体の免疫システムそのものが破壊されてしまったのでございます。福島の原発付近でそのような強い放射線を浴びるには、核燃料を直接手で拾うぐらいのことでもしない限り...おっとっと、そう、福島の原発は水素爆発をしておりますよね。政府はなかなか正式な声明を出しませんが、あの爆発のときに使用済みの燃料が飛び散った可能性もあるのでございます。政府がかたくなに20km以内の立ち入りをさせないのは、その可能性があるか、あるいはすでに飛び散った核燃料が発見されているか、とまぁ、これは推測が過ぎましたよね。話を戻しますが、60歳以上の方なら、それほど放射線の影響を考えなくてもいいような気がいたします。

あと、もうひとつ。特定の地域での作付けを禁止しちゃいましたよね。あれも、「収穫後にすべて国が買い取る」という条件で作らせるべきだと思うのでございます。まず、貴重な放射性物質の農産物への影響のデータが取れるのでございます。どうして国は、こんな貴重なデータを取るチャンスをみすみす無くすのでしょう。また、農産物が放射性物質を吸収すれば、土壌にはそれだけ放射性物質が少なくなっているわけです。2年後、3年後への土壌の改善のためには、どんどん土地を活用した方がいいのでございます(実際にチェルノブイリでは、汚染された土地にひまわりや菜の花を植えて、植物に放射性物質を吸収させることにより、土壌の改善を推し進めております)。さらに、農村のお年寄りに希望を持たせるためにも、農作業を続けさせた方がいい。今回、作付けを禁止したことにより、やることが無くなった老人がボケ始めたらどうするんですか。

今日は、原発関連でチョット理解しがたい政府の判断がありましたので、シロウトの分際ではありますが、書かせていただきました。そうそう、放射線はDNAを攻撃すると申しましたよね。DNAを損傷すると、細胞分裂が出来なくなるのでございます。ところが、人間の体の中で、まったく放射線の影響を受けない部所がございます。心臓と脳でございます。なぜなら、心筋細胞と脳細胞は、細胞分裂をしないからでございます。東海村の被害者の作業員も、心臓と脳だけは最後まで無傷だったという記録が残っております。放射線に対してこれまでにも堅牢な心臓と脳を、現代人は自らの不摂生で痛めつけておりますよね(3大死因を思い出して下さいませ)。放射線も怖いけど、もっと怖いのは自分たちの不摂生かもしれませんよ。ではでは...


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