店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
原発問題が、なかなか収束いたしませんね。電源がかなり復旧してきましたので、かなりメドが付いてきていると思うのですが、周囲で検知される放射能がちょっと高めなのが気になるのでございます。この放射能被害さえなければ、「日本は世界中から同情され、今後、日本の農産物や家電製品がバカ売れし経済復活」なんてことも考えたのですが、今や逆に、日本から輸出された製品が輸出先で荷下ろしできず、泣く泣く国内に戻すなんて事件も起きているようでございます。
どうしてこのような事態になってしまったかは後々からの検証を待つことにして、今日は放射能に関するお話しを。というのも、会見などの説明が分かりにくく、不必要に不安を煽っているような気がするのでございます。よく、「直ちに人体に影響が出る数値ではない」なんて言ってますが、その曖昧な言い方が良くないのでございます。ここは、ハッキリと数量的な表現をした方が過剰反応を防げると思うのですが、放射能(放射線)の単位の表し方が、ちょっとややこしいのでございますよね。で、ワタクシなりに、分かりやすく説明してみるのでございます。
まず、「マイクロ」と「ミリ」のふたつの単位があって、これが分かりにくくしている。ですから、ここでは「マイクロ」に統一するのでございます。また、被曝量を表す時の数字の分母が、「1年」だったり「1時間」だったりして、これまた比較を難しくしている。そこで、ワタクシはこの放射能(放射線)を、お店などのポイントカードに例えるのでございます。
ここにポイントカードが1枚有ると思ってくんなまし。そのカードに溜まるポイントを、受けた放射能に例えるのでございます。このカードに10万ポイント溜まると、チョット健康に影響が出てくる。数百万ポイントから一千万ポイントが溜まってしまうと、生存が危ういほどのダメージを受ける、まず、この大前提を覚えておいて下さいませ。
それで、自然界には自然に存在する放射能というのがございまして、この自然放射能をポイントに換算すると、一日分が約6.6ポイント。このカードは、何もしなくても毎日6.6ポイント増えていくわけでございますね。すると、40歳を超えたあたりで、10万ポイント達成。ちょうど体にガタが出てくる年齢でございますね。この10万という数字、一度に浴びると何らかの影響が出る数字ですが、ところが人間の細胞には修復・再生する能力がございまして、ゆっくり浴びる分には、この修復機能がかなり有効に働くのでございます。もっともこの自然放射能、100歳まで生きたとしても24万ポイント。大きなダメージを得る数字には、まだまだ余裕があるのでございます。
さて、会見などでよく引き合いに出される「東京・ニューヨーク間の航空機往復」でございますが、これが200ポイント。1回往復すると、カードに200ポイント加算されるわけでございますね。また、胸部CTスキャンが1回6900ポイント。これはかなり大きいが、複数回行わなければ十分に余裕のある数字でございます。
さてさて、ほうれん草などでは「ベクレル」なんて単位が出ております。このもうひとつの単位が出てくるために、放射能が分かりにくくなっております。このベクレルは、電球のワット数に例えるのでございます。そこで、まず大きな大前提。人間はみんな、その体重に応じて、6000〜7000ワット(ベクレル)の輝きで光り続けているものだと思って下さいませ。恋人と抱き合っているときは、お互いに6000ワットの電球(放射性物質)を抱いているのと同じなのでございます。この電球も、その光を浴びるとポイントが加算されていくのでございますが、電球というのは離れてしまうと暗くなりますよね。つまり、電球に近づくとたくさん加算され、離れれば加算されなくなるのでございます。
水道水から見つかった数字が300ベクレル(/1kg)ほど。これは、人間本来の輝きからすればそれほど影響は少ない。ほうれん草から検出された数字が54000ベクレル(/1kg)。このほうれん草を食べた場合のポイントを簡易的に計算した人がいらっしゃいます。その人の数字を信用すれば、ほうれん草1株分が24ポイント。やや大きいけれど、航空機に乗ったと思えば、まだ許容できる数字。こう考えると、はっきり数字で表すと、その危険性が分かりやすいのでございます。