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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2008-10-13 もし太陽に住んでたら、地球はいつも“満地球”

本日は「体育の日」でございました。運動会なども行われたのでしょうか。そんな家族サービスで忙しかったのか、のんびりした一日でございました。のんびりついでに、テレビのNHKスペシャル「月と地球46億年の物語」をボーと見ておりましたら、しっかり完視聴しちゃったのでございます。

これは、その番組とは別のお話でございますが、以前、探査機「かぐや」が撮影した「地平線から昇る地球」の写真が、新聞などを大いに賑わしたことがございました。非常にまん丸な綺麗な地球が写っておりました。この満月ならぬ“満地球”の撮影、実は非常にシャッターチャンスが少ないのでございます。地球が輝いておりますのは、地球全体の昼の部分のみでございます。でございますので、“満地球”を撮影しようとすると、探査機または宇宙船が、地球と太陽との間にいるときでなければ撮影できないのでございます。

「スペースシャトルや観測衛星が有るじゃないか」と言われそうですが、スペースシャトルや観測衛星では高度が足りません。それらの航行高度では、とても地球全体を見渡せないのでございます。ということで、「かぐや」以前に撮影された“満地球”をさかのぼりますと、1972年のアポロ17号での撮影ということになります。実は、世の中に出回っている“満地球”の写真は、99パーセントが、このアポロ17号での撮影写真だそうでございます(アル・ゴア著『不都合な真実』より)

Google Earth のようなものを使えば、いとも簡単に宇宙から地球を眺めることが可能でございます。しかし、そのような「合成された地球像」に慣れてしまっておりますと、ついつい地球の大きさ、宇宙の大きさというものに鈍感になっております。ところが、地球全体をパシャッと写真に撮ろうとすると、これは「アポロ」や「かぐや」といった規模の計画になってしまうのでございます。「かぐや」から撮影された“満地球”の写真を見て、月と地球との遙かな距離をあらためて感じ、なんだかロマンチックな気分になった一日でございました。


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