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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2008-09-17 外人の労働力が必要なのは、一般企業だけではございません

大相撲は大麻疑惑で騒いでおりますね。渦中のロシア人力士二人は、弁護士を立てて相撲協会を訴える勢いでございます。その弁護士がテレビ番組などで口角泡を飛ばして力説しておりますが、その弁護士の主張、なんか違う感じがするのでございます。

「検査結果の数値が“クロ”であるその根拠を示せ」とか言っておりますが、ドーピング検査の基準は「国際基準」でございますから、その数値の根拠を疑うということは、ドーピング検査システムを根本から否定することになるのでございます。もほや、訴える相手は相撲協会ではなく、世界アンチドーピング協会でなければならないはずでございます。

そもそもドーピング検査の結果は数値が全て。その数値の原因がドーピングだろうが風邪薬だろうが、数値が基準以上であれば有無を言わさず“クロ”判定なのでございます。ですから、ふたりの力士が大麻を吸ったかどうかは関係ございません。副流煙かどうかも関係ありません。大麻を吸ったかどうかで争うのは、まったく無意味なのでございます。

ですが、この弁護士のもうひとつの主張、「相撲協会の処分が厳しすぎる」というのには、ワタクシ、同感でございます。芸能界であれば、大麻どころが覚醒剤をやったタレントでも数年後には復帰したりしております。いきなり解雇というのはどうでしょうか。しかも、今回の処分は非常に迅速でございました。もしこのふたりの力士が日本人だったら、また結果は変わっていたのでございましょうか?

相撲協会も、外人力士には多大な恩恵を受けているはずでございます。興業はお客が入ってナンボ。客寄せパンダとして外人力士を多数利用しておきながら、トラブったらさっさと切るというのはいささか傲慢でございます。外人力士がつまらないトラブルに巻き込まれないような環境作りをする義務が、相撲協会には有ると思いますけどねぇ。


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